カフェインは「薬物」か?

こんにちは 管理人の井口です。

シリーズ「カフェイン」。
今回のテーマは、「カフェインは薬物か」です。
カフェインは、麻薬と同じ「薬物」に分類する専門家もいます。何故かと言うと、まず、「習慣性」あるということ、そして「離脱症状(禁断症状)」があるのが理由です。今回は、カフェインと薬物の共通点を見て行きます。

カフェインが「薬物」というと、違和感を持つ人が多いと思います。僕自身も「ちょっとオーバーじゃないかな」と、思います。そこで、「薬物」に共通する特徴を書いていきます。


目次
強化
弁別
耐性
依存性
離脱症状
今回のポイント


強化

強化というのは、例えばコーヒーを飲んだら、またコーヒーが飲みたくなることがあるか。」ということです。専門家の中には、「カフェインじゃなくコーヒーの香りや味が好きだから飲むのではないか」という人もいます。

弁別

弁別とは、「カフェインが入っているか、入っていないかが感覚でわかるか」ということです。普通のコーヒーとカフェインレスコーヒーを飲んで、普通のコーヒーがどちらかわかるかどうかということです。よく、「ノンアルコールビールはまずい」という人がいますが、あれと同じことがカフェインでも起こるかということです。

耐性

耐性とは、平たく言うと「刺激になれて物足りなくなるか」です。長期間薬物を取ってると、体が薬物の刺激に対応して影響を受けにくくなります。
カフェインは、アデノシンの働きを邪魔するので、体がアデノシンの働きの感度を上げようとして耐性が付くわけです。

依存性

依存性というのは、主に身体的に依存してしまうかということ。簡単に言うと「知らないうちになんとなくコーヒーに手が伸びてしまうか」ということです。

離脱症状

離脱症状というのはいわゆる禁断症状のことで、カフェインを摂らなくなると、身体に不調をきたすかということ。カフェインにも、一応あります。

カフェインの離脱症状は、主に頭痛、筋肉痛、疲労感、無気力、うつ状態、眠気です。離脱症状は、1~2日目がピークで、1週間くらいで収まります。症状の程度は摂取しているカフェインの量にもよると思います。

別記事を立てて詳しく書く予定です。

カフェインの禁断症状について詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。

 「カフェインの5つ+1の禁断症状」

カフェインの離脱症状は、耐性の元であるアデノシンの感度によるところが大きいです。カフェインの耐性が付き、アデノシンの感度が上がっていると、アデノシンによる疲労感が余計に感じやすくなるということです。

ちなみに、僕がカフェインを摂るのをやめた時に感じたのは「喉が渇く」ということでした。僕はコーヒーは飲まず、飲むのは緑茶だったので、それほどひどい症状は無かったのですが、ものすごく喉が渇いたことは覚えています。多分体がカフェインを欲したからだと思います。

今回のポイント

カフェインは、薬物に共通する特徴を持っている。

いかがでしたか。

いくつか見てきましたが、カフェインにも当てはまりますね。幸い、カフェインは、大量に摂取しない限り副作用はあまり出ませんから、それぞれが自分にあった「適量」で摂取をすればいいのではないでしょうか。

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