カフェインの5つ+1の禁断症状

こんにちは 管理人の井口です。
シリーズ「カフェイン」。今回のテーマは、「禁断症状」です。

正確には離脱症状といいますが、カフェインを摂らなくなると、体にどんな変化が現れるのかを見ていきます。もし、今後カフェインの摂取量を無くす、もしくは減らそうと考えていましたら、是非頭の片隅にでも入れておいて損は無いと思います。


目次
眠気
頭痛
疲労感
無気力
筋肉痛
その他


眠気

真っ先に上がる代表的な症状が「眠気」です。眠気覚ましにカフェインを摂っているのだから当たり前といえば当たり前です。ですが、それだけではありません。カフェインの摂取量を減らしたりすると、通常よりも早く眠くなったりします。

これは、カフェインの耐性と関係があります。耐性とは、薬物の特徴の一つで、体が刺激に慣れること。カフェインの場合、カフェインがアデノシンの働きを邪魔するので、体がアデノシンの働きを良くしようとします。この時に、カフェインを摂るのを減らしたり、無くしたりすると、アデノシンが必要以上に働いてしまい、結果いつもよりも早く眠くなるのです。

カフェインとアデノシンと眠気の関係が知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。

「意外と知らないカフェインの眠気覚ましのメカニズム」

頭痛

カフェインを摂らなくなると、頭痛が起こることも知られています。

これは、カフェインが、血管を収縮させる作用があるので、カフェインが無くなるとその反動で血管が広がり、頭痛が起きます。また、寝不足でも頭痛が起きるので、その可能性もあります。

疲労感

疲労感もよく感じる症状です。

これも先程書いた眠気と同じで、カフェインの耐性のためにアデノシンの働きが高まってるために起きます。アデノシンは、疲れた事を知らせるのが主な役割なので、その働きが必要以上に高いとすぐに疲れを感じるようになります。

無気力

カフェインを取らなくなると、無気力になりやる気が無くなる場合があります。

これは、カフェインの作用である覚醒作用が無くなった反動で起こります。僕も平日にカフェインを取って、土日にカフェインをやめたりすると、あまりやる気が起きずにぼんやりと過ごしてしまうことが良くあります。この症状がひどくなると鬱状態になります。

筋肉痛

僕自身はないですが、カフェインをやめると筋肉痛が起きることがあるそうです。この症状が起こる理由はよくわからないですが、カフェインの作用の一つに「筋肉の動きを高める」というのがあるので(カフェインの作用を詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ『カフェインが持つ様々な薬効』)、カフェインを取っているときに筋肉を使いすぎた反動で起こっているのかも知れません。

その他

その他の症状としては、「喉が渇く」というのがあります。僕も経験していることですが、日常的に飲み物でカフェインを取っている人が急に摂らなくなると喉が渇きます。

これは、眠くなったり疲れてきたりすると、体がカフェインを欲するために起きる反応です。代わりに水などを飲むと一時的に収まりますが、やっぱりすぐに飲みたくなってしまいます。

ちなみに、カフェインを摂らないようになると、喉が渇かなくなるというか、水分が欲しい時はまったく別の感覚になります。僕の場合は、口の中が塩辛くなります。

 

以上がカフェインの主な禁断症状です。これらの症状は、カフェインの摂取をやめると1~2日目がピークになり、その後少しずつ収まります。1週間程で消えるそうです。ただ、摂取量が多いほど症状がひどくなるので、急にやめるのはお勧めしません。日頃カフェインの摂取量が多い人は、少しずつ減らしていくほうがいいと思います。

いかがでしたか。

これらの症状は、長くても1週間でなくなるので、カフェインの摂取は、やめやすいといえばやめやすいといえます。ただ、急にやめてしまうと日常生活に支障が出る恐れもあります。そこで、次では、番外編としてやめ方について考察していきます。

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