頭が熱いと睡眠にどんな影響があるか

こんにちは 管理人の井口です。
今回のテーマは「頭の温度」です。
頭の温度と聞くと、発熱を思い浮かべる人もいると思います。「当たらずとも遠からず」で、半分当たっています。頭の温度は睡眠に関しては、「寝つき」や「寝起き」に関わってきます。また、睡眠の質にも若干の関係があります。今回は、意外と見落ちしがちな、頭の温度と睡眠の関係について見ていきましょう。


目次
昼間起きていると頭の温度は上がり続ける
寝ている時は頭の温度も下がる
頭が熱いと寝付けない
頭が冷たいとなかなか起きれない
ダイエットにおすすめ


昼間起きている時は頭の温度は上がり続ける

昼間起きている時は頭の温度は上がり続けます。これは、コンピューターと同じで、脳を使えば使うほど熱を出すからです。

後述しますが寝る時は温度が低くなり、逆に温度が高ければ、覚醒度が増します。覚醒度が上がると、眠くならないのであって、頭が働くかは別です。

ただ、高ければいいかというとそうではなく、温度が高すぎると、熱中症やお風呂の場合はのぼせたりします。寝不足だと熱中症になりやすくなるのは、体が起きようと体温(頭の温度を含む)を上がるからです。

寝ている時は頭の温度も下がる

寝ている時は、頭の温度も下がります。寝ている時は、体温が下がりますが、体温が下がると当然血液の温度も下がります。その冷えた血液によって、頭の温度も下がるわけです。

ただ、レム睡眠中は頭の温度は若干上がります。これは、レム睡眠中は、夢を見るために頭が動いているため、その働きで温度が上がります。

頭が熱いとなかなか寝付けない

先程、「頭の温度が高いほど覚醒度が増す」と書きました。覚醒度が高いと眠くならないので、当然、頭が熱いままだと、なかなか寝付けなくなります。これは、頭が熱いままだと頭が働きやすいので、つい色々考えてしまうからです。

悩んだり考えことしたりしてしまい、なかなか寝付けない時は、頭を冷やしましょう。冷やし方は、固く絞ったタオルをおでこに載せるだけ。枕に敷いて後頭部を冷やしてもいいです。

頭が冷たいとなかなか起きれない

頭を冷やすと気持ちいいのですぐに寝てしまいます。ただ、副作用があって、冷やしすぎると寝起きが若干悪くなります。これは、頭が冷え過ぎたためなかなか温度が上がりにくくなっているためです。

では、どのくらい冷やすといいかというと10分も冷やすと十分というのが僕の結論です。

ダイエットにおすすめ

頭を冷やすというのは、実はダイエットにいいです。なぜなら、頭を冷やすとオレキシンが抑制されるからです。

オレキシンは以前の記事(『個性的な脇役のホルモンたち』)でも紹介しましたが、空腹になると頭を覚醒させるホルモンです。ダイエットで食事制限していても、頭を冷やすとオレキシンが働きにくいので、すんなり眠れます。

睡眠とダイエットの関連について詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。「睡眠が悪いとダイエットが成功しない!?」

頭を冷やすと、睡眠の質にも間接的に好影響があります。それは、オレキシンが抑制されているので目覚めにくいということです。眠気を増やす効果は無いですが、途中で目覚めにくくしっかり寝ることが出来ます。

余談ですが、仏教で出家すると剃髪をします。これは、食事が精進料理で量は少なくお腹が空くので、剃髪し頭を冷やしやすくすることで、眠りやすくしているのではないかと僕は思っています。

いかがでしたか。

仕事の残業やPC・スマホ等の電子機器など、現代社会は寝る直前まで頭を使う生活です。気をつけないと、頭がオーバーヒート気味になります。適度に冷やしていい睡眠を心がけましょう。

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