睡眠の質を上げる入浴のポイント 実践編

こんにちは 管理人の井口です。

今回のテーマは「入浴法(実践編)」です。

以前に睡眠の質を高める入浴のポイントの記事を書きました(以前の記事はこちら『睡眠の質を上げる方法はこれだ!』)。ただ、ポイントを絞って書いたために、少し解りにくいところもあるかもしれません。そこで今回は、睡眠の質を改善するための入浴のポイントについて、もう少し細かい点まで書いていきます。


目次
お湯の温度について
熱い湯の場合、肌が赤くなる程度がいい
ぬるい湯の場合、気持ちい程度がいい
足が赤くなるまで入る
シャワーの場合、足首と首の後ろを温める
交代浴をするなら早めに入る
朝湯は温めりすぎない
入浴剤を入れるなら早い時間にしよう


お湯の温度について

お湯の温度は好みによるところが大きいですが、おおむね38℃~42℃の間だといわれています。僕もこの間ですが、季節によって入る温度は変化します。冬に高くなり、夏になると低くなります。測ったことも調べたことも無いですが、もしかしたら人の体温も一年を通してある程度変化しているかもしれません。

お風呂の温度が高すぎると、眠るまでに体温が下がりきらずに逆に睡眠の質が下がってしまいます。特に春から夏にかけて暑くなってくる時は気をつけてください。

熱い湯の場合、肌が赤くなる程度がいい

熱い湯に入る場合、感覚的には「ちょっと熱いかな」くらいがちょうどいいです。

といっても、解らないですね。具体的にいうと、入っていて体が赤くなるくらいです。また、入った後数分もしたらお湯の温度に体が慣れてしまうようなのであれば温度が低いので、もう少し高くしたほうがいいです。また、解りにくいかもしれませんが感覚的には、「熱気持ちいい」感じです。つぼ押しマッサージの「痛気持ちいい」みたいに。

ただ、湯冷めには気をつけて下さい。体が冷えてしまうと逆に睡眠の質が下がってしまいます。特に、夏のエアコンや冬場は気をつけてください(エアコンによる湯冷めについて知りたい方はこちらの記事をどうぞ『快眠するためのエアコンの使い方 実践編』)。

 

ぬるい湯の場合、気持ちい程度がいい

ぬるい湯に入る場合、気持ちがいい温度にして下さい。先程も書いたとおり、あんまり熱いと体温が下がりきらないため、睡眠の質が下がります。また、交感神経が働くため眠気が来にくくなります。眠るためにはリラックスが必要なので、気持ちよく入りましょう。

また、女性の方は、半身浴をされている方も多いかもしれません。半身浴でも問題ないですが、体が冷えたり、のぼせいないようにしてください。また。汗をかきすぎると水分不足で、これまた睡眠の質が下がってしまうので、水分補給はしっかりしてください。

足が赤くなるまで入る

熱い湯やぬるめの湯に入る時も両方に言えることですが、上がった時に足が赤くなるまで入ったほうがいいです。これは、足の先まで温まった証拠です。しっかりと、足の先まで血行が良くなっているので、足の裏からの体温の放射でスムーズに体温が下がり、深く眠ることが出来ます。逆に足が赤くなっていないと、足の血行がよくなってないので、もう一度足湯をして温めた方がいいです。

シャワーの場合、足首と首の後ろを温める

夏場に、暑いからとシャワーで済ます人は多いと思います。睡眠の質を高めるという観点からいうと、シャワーよりもちゃんと入浴をしたほうがいいです。理由は、シャワーだとしっかりと体が温まらないからです。

しかし、色々な家庭や仕事等の事情でお風呂が無理だという人もいるかもしれません。そういう人は、寝る前に、熱めのお湯で足首と首の後ろを温めてください。足首を温めるのは、血行を良くして足裏からの熱の放射を促すのが狙いです。首の後ろを温めと、温まった血液が脳に言うことで、脳に体が熱い錯覚させて熱の放射を促すのが目的です。この2ヶ所を温めると効率的に体温を下げ深く眠ることができます

交代浴をするなら早めに入る

以前、テレビでやっていましたが交代浴がはやっているそうです(本当かどうかはわかりません)。交代浴とは、熱い湯と冷たい水を交互に体にかけたり、入ったりすることで疲れを取る方法です。巨人の菅野投手がシーズン中に疲労回復のためにやっていることでも有名です。

疲労回復の効果があるとされる交代浴ですが、取れるのは肉体疲労です。頭の疲労である脳疲労はしっかりと眠らないと取れません。

あと、注意点としては交代浴は、寝る直前はやめた方がいいです。なぜなら、交代浴をすると、熱いお湯と冷たい水の刺激で脳がおきてしまいます。当然交感神経も働くので、眠れなくなります。交代浴をしたら、しばらく寝ないでリラックスする時間をとりましょう。

朝湯は温めりすぎない

旅行に行って、旅館等の温泉で朝風呂に行く人もいるかもしれません。朝湯のメリットは、体が温まることで体温が上昇し、目が覚めやすくなるということです。仕事での出張で、朝からしっかりと働きたいという人はオススメです。シャワーで代用する場合は、熱めのお湯を肩甲骨の間に当てると、似たような効果が期待できます。

しかし、朝湯にも注意点があります。それは、「温まり過ぎない」ということです。あまり、長く入っていると汗をかいてしまい、体温が下がってしまいます。朝起きたばっかりの時に体温が下がってしまうと脳がしっかりと目覚めてないので、逆に眠たくなってしまいます。これでは、何のためにお風呂に入ったのか解りません。

朝風呂に入る時は、ほんの少し温まれば十分なので、手早く上がりましょう。

入浴剤を入れるなら早い時間にしよう

疲れを取るために、お風呂に入浴剤を入れる人もいるでしょう。入浴剤をいれる場合は、お風呂に入る時間は早めにすることが望ましいです。

なぜなら、入用剤を入れると、血行がよくなり体が温まりやすくなります。また、物によっては、炭酸などの刺激もあります。普通にお風呂に入るよりも、体温が上がりやすいので、その分体温が下がる時間を確保する必要があります。体温が高いままだったり、湯冷めしたりすると睡眠の質が下がるのは、先程も書いた通りです。

いかがでしたか。

お風呂は、海外ではあまり見ない習慣であり文化です。今回の記事を参考に、お風呂を効果的に活用し、しっかりと深く寝て疲れ知らずの毎日を過ごしましょう。

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