こんにちは 管理人の井口です。
シリーズ寝具
前回に続き、マットレスについて書いていきます。今回のテーマは「マットレスの種類」です。
マットレスには大きく分けて3種類あります。それらの種類の特徴を知らないまま、何となくで買っている人もいるのではないでしょうか。そこで今回は、それぞれのマットレスの特徴を書いていきます。
マットレスの選び方について詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。「快眠するためのマットレスの選び方」
目次
・ポケットコイル型
・ボンネルコイル型
・低反発ウレタン
ポケットコイル型
ポケットコイル型は、スプリングを一つ一つ袋に入れそれを隙間なく並べて作られるマットレスです。有名なメーカーでは、シモンズベットが有名です。ポケットコイル型の特徴は以下の通りです。
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包み込まれるような寝心地
ポケットコイル型は、体をスプリングの一つ一つで支えます。なので、体の凹凸に合わせて沈むため包み込まれるような寝心地が特徴です。感触は、ボンネルコイル型の比べると柔らかめです。スプリングの硬さの違いが、そのままマットレスの硬さになります。なので、硬さのレベルが細かくわかれています。高級なホテルにあるふかふかのベッドはこのタイプのものが多いと思います。
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振動が伝わりにくい
スプリング一つ一つが独立してるので、振動が伝わりにくいです。なので、夫婦で一緒に寝る場合はポケットコイル型のほうがいいです。
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若干高価
ポケットコイル型は、ボンネルコイル型と比べると若干高価です。これは、ポケットコイル型のほうが、スプリングの数が多いためです。
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通気性が悪い
ポケットコイル型はスプリングを隙間なく並べて作るので、当然通気性が悪くなります。そのため、夏は蒸れやすいので、ベットパットや敷きパッドで対策をしないといけません。また、冬用のペッドパッドを夏用に入れ替えるのは、早めにしましょう。そのまま寝ていると、暑くなってしまいます。
ベッドパッドについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。「快眠するためのベッドパッドの基礎知識」 -
局所疲労をおこしやすい
スプリングの一つ一つで支えるため、ずっと同じ面、同じ方向で寝ていると、局所疲労を起こしてしまいます。時々マットレスを裏返しにしたり逆方向に寝るなど工夫が必要です。
ボンネルコイル型
ボンネルコイル型は、コイルスプリングの一つ一つを連結させて作ります。なので、体重が分散され、適度な硬さが生まれます。硬さの調節は、寝る面のウレタンの量によって変わってきます。なので、ポケットコイル型に比べると、硬さのレベル分けが少ないです。メーカーでは、フランスベットが有名です。
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寝返りがしやすい
ボンネルコイル型は、体重を面で支えるため適度な反発力があり、寝返りがしやすいです。畳の上で布団を敷いて寝る感覚に近いものがあります。よく子供がベットの上で、飛び跳ねて遊んだりする事がありますが、飛び跳ねることが出来るのは、このタイプです。ポケットコイル型に比べると、感触は硬めです。
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耐久性がある
ボンネルコイル型は体重が全体のスプリングに分散するので、ポケットコイル型に比べると耐久性があります。ただ、寝る面のウレタンがヘタってくると直にスプリングに当たってしまうので、ボンネルコイル型でも、時々使用する面を変えた方がいいです。
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通気性がいい
ボンネルコイル型は、スプリングの間に隙間が多いので通気性が良いです。その代わり、冬は少々寒くなるので、ベットパットや敷きパットで保温する必要があります。また、夏用のベッドパッドを冬用に入れ替えは、早めにしましょう。そのまま寝ていると、気温の低下によって熱が逃げて寒くなってしまいます。
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振動が伝わりやすい
ボンネルコイル型は、スプリングが連結されて繋がっているので、振動が全面に伝わってしまいます。なので、一人で寝るのに向いています。中には、スプリングコイルの数を増やしたりして、振動を伝わりにくくしているマットレスもあります。夫婦で寝る場合は買うときに気をつけましょう。
低反発ウレタン
低反発のものだと、ウレタンで作られているのが主流です。体の凸凹に合わせて変形するので、寝心地は良くなります。
しかし、元に戻りにくいので、寝返りをした時にその時の凸凹が体に当たってしまって、目が覚める可能性があります。ベット用マットレスは数は少ないですが、フローリングに敷いてその上に布団を敷くタイプは、たいていこのタイプです。腰痛などをお持ちの方は、このタイプがいいかもしれません。
枕の素材の記事でも書きましたが(枕の素材の記事はこちら『主な枕の素材の特徴まとめ』)、ウレタンは熱くなり柔らかくなり、冬は冷たく硬くなりやすいです。なので、春や秋は快適かもしれませんが、夏や冬は寝心地が悪くなりやすいので注意しておいてください。
いかがでしたか。
マットレスを買い換えるという人はあまりないかもしれません。ですが、引っ越し等でベッドを買い換えるということもあると思います。今回の記事をベッドやマットレスの買うときの参考にしてください。
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