こんにちは 管理人の井口です。
今回のテーマは「血圧」です。
現代の日本では、高血圧は国民病と言われる位多くの人がなっています。平成26年の段階で患者数が1010万人ほどです。血圧が高めで様子見の予備軍も含めるともっと多いと思います。睡眠時間が短かったり、睡眠が浅かったりすると高血圧になりやすくなります。また、血圧が高いと睡眠にも影響が出ます。そこで今回は、睡眠と血圧との関係を書いて行きます。
目次
・睡眠不足だと高血圧になりやすくなる
・血圧が高いと睡眠が悪化しやすい
・途中でトイレにいく原因
睡眠不足だと高血圧になりやすくなる
睡眠不足だと高血圧になりやすくなります。
人は、寝ている時は血圧が下がり、起きる前にストレスホルモンのコルチゾールが分泌されて目覚めます(コルチゾールについてはこちらの記事でも紹介しています『個性的な脇役のホルモンたち』)。コルチゾールが分泌される時に、体温が上がり血圧も上がります。つまり、血圧が上がると目が覚めるということです。
しかし、睡眠不足だと頭がしっかり起きないので、体は様々な方法で頭を起こそうとします。カフェインを取ったり、糖分を取ったりするのもそのうちの一つです。その中に血圧を上げるという方法があります。
ただ、コルチゾールが分泌されて血圧が上がるかはわかりません。睡眠不足だと体温も上がるので、そのため若干寒く感じることで、血圧が上がるかもしれません。いずれにせよ、睡眠不足だと血圧が上がりやすくなることは確かです。
血圧が高いと睡眠が悪化しやすい
血圧が高いと睡眠に悪影響が出ます。以下の2つが考えられる影響です。
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トイレに行きたくなる
最もわかりやすい例としては、「トイレに行きたくなる可能性が高くなる」からです。
人は血圧を下げる時に、腎臓で尿が作られます。なので、血圧が高いとそれだけ作られる尿の量が多くなるので、トイレに行く回数が増えてしまいます。
トイレに行くために起きることになるので、睡眠は細切れになり睡眠の質が下がります。高齢者になると、トイレに行く事が増えますが、それが一晩に何回もとなると、「夜間高血圧症」の可能性があるので、病院で診察を受けましょう。
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睡眠が深くなりにくい
血圧が高いと、睡眠が深くなりにくいと思います。これは、僕の経験からでちゃんとした数値はないですが、恐らくは正しいと思います。この影響は、肥満の時に出やすいです。
高血圧の原因の一つに肥満が挙げられます。なぜ、肥満だと血圧が高くなるかというと、原因は内臓脂肪らしいです。以下、「内臓脂肪を最速で落とす」という本から引用します。
脂肪がつくことで血圧が上がる原因はいくつかあり、その一つにインスリンが関わっています。(中略)つまり、内臓脂肪が増加するとインスリンの効き目が悪くなるのです。(中略)インスリン効き目が悪くなると血糖値が下がらないだけではなく、細胞がエネルギーを作る事が出来ず、活動が出来なくなります。(中略)インスリンの効き目が悪いなら、インスリンをたくさん分泌して量で勝負すればいいんじゃないか?・・・効して脳は膵臓に指示を出し、インスリンをどんどん作らせます。(中略)高い濃度のインスリンには困った性質があり、なんと血圧を上げるのです。
引用:「最速で内臓脂肪を落とす」
中略が多くてわかりにくいかも知れませんが、簡単に言うと、「内臓脂肪が多いと、インスリンが多く分泌されて、結果血圧が上がってしまう」ということです。
朝に起きるときに血圧が上がることからも、血圧が高いと起きようとする力が働きます。これは、いわばカフェインを寝る前に取った時と同じで眠る時には邪魔になります。なので、血圧が高いと睡眠が深くなりにくくなります。
以前、睡眠と肥満の記事で、肥満だと成長ホルモンが出にくくなると書きました(睡眠と肥満についての記事はこちら『睡眠不足と肥満の怖すぎる関係』)。先程も見たとおり、肥満、特に内臓脂肪が多いと血圧が高くなるので睡眠が浅くなります。成長ホルモンは、睡眠が深ければ深いほど多く出るので、「血圧が高くなっているため、睡眠浅くなり、成長ホルモンが出にくくなる」と考えれば辻褄が合います。
実際、僕は以前最高で80キロ近くまで太っていたことがあります。で、四国遍路をしていた時に一日中歩いていましたが、体重はあまり落ちませんでした。成長ホルモンは、脂肪を燃やす作用もあるので、睡眠が深くなく成長ホルモンが少なかったからだと思います。
先程も引用した「内臓脂肪を最速で落とす」という本には、日本人は欧米の人に比べて内臓脂肪が増えやすいと書いてあります。なので、自分は太りやすい体質と思っている人は注意しましょう。
途中でトイレにいく原因
血圧がそんなに高くないのにトイレに起きてしまう場合、いくつか原因が考えられます。
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掛け布団が薄い
一つ目が掛け布団が薄いため、布団の中の空気の熱が逃げてしまい、その結果寒くなることで血圧が高くなるというパターンです。
この場合は、大体明け方近くでなんか寒いと感じるのでわかりやすいと思います。僕は、寒くならないように、翌日の予想最低気温を見て掛け布団を調整します。日本は、気温の変化が大きいので、こまめに掛け布団を変えた方がいいと思います。
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保温効果が低い
二つ目が、寝具の保温効果が低いため寒くなっているパターンです。
この場合は、ほんの少しなので寒さに気付かないので厄介です。特徴としては、起きる直前にトイレに行きたくなることやまた、トイレに行くことが無くても、起きた後の朝一番の尿の量が多かったりします。また、睡眠全体で質が若干低下する傾向があります。
なので、秋になり涼しくなったけど、なんか体調が微妙だという人は当てはまるかもしれません。特に、ボンネルコイル型のマットレスで寝ている人は、寒くなりやすいので注意して下さい。
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寝る直前に体が冷えている
最後の一つが、「寝る直前に体が冷えている」パターンです。寒いので、血圧が高くなるわかりやすい例です。
この場合、寝た直後、2時間後くらいにトイレに行きたくなることが多いです。特に、冬の時期に寒い部屋で寝間着に着替える時は注意して下さい。僕は、暖房が効いている部屋で着替え、寝間着の上からスウェットを着て、ベッドのそばでスウェットを脱いですぐに布団に入るようにしています。
あと、トイレに行く時は暖かい服装をしましょう。寒いとそれだけで血圧が上がってしまい、またトイレに行きたくなります。部屋が寒い場合は布団の中で寝間着の上に何か着ましょう。また、出来ればトイレでは、電気をつけないほうが、また寝付きやすくなります。出来ない場合は、目を瞑って出来るだけ光を目に入れないようにしてください。
いかがでしたか。
血圧は年をとると高くなる傾向がありますが、生活習慣も大きいと思います。睡眠に影響が出ると風邪を引きやすくなるなど悪影響が広がるので注意して下さい。
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