車中泊でしっかり眠るための5つポイント

こんにちは 管理人の井口です。

今回のテーマは「車中泊」です。

キャンプや釣りなどで車の中で寝る人もいるかと思います。また、最近ではキャンピングカーの他に、市販の車の内装をDIYで作る人もいるそうです。車の中は、家とは違うので快眠するには難しいのが実情です。それでも、出来るだけしっかり寝たい人もいると思います。そこで、今回は車中泊で睡眠の質を高めるポイントを書いていきます。


目次
一番重要なのは快適性
やはりフルフラットが理想
横幅は90㎝は欲しい
理想は布団で寝ること
暖房をつける場合は加湿器が必須


一番重要なのは快適性

車中泊するうえで一番重要なのは、車内空間の快適性です。これは、寝つきに直結します。

人は、本来天井が低いほど圧迫感を覚えてリラックスが出来なくなります。リラックス出来ないと緊張してうまく寝付けません。車の場合、車高の関係で天井が低いのが一般的だと思います。なので、なにも対策をしないとうまく寝付くことは難しいです(疲れてヘトヘトの場合は別ですが)。

市販のキャンピングカーを買う場合は、天井が上がるタイプかサンルーフがあるタイプにすると、開放感が出るのでリラックスできます。DIYの場合は、出来るだけ自分がリラックスできる環境を整えましょう。

 

やはりフルフラットが理想

車中泊での寝床ですが、やっぱりフルフラットが理想です。

寝床が斜めだと、怖いのがエコノミークラス症候群です(最近ではロングフライト血栓症とも呼ばれています)。要は、同じ体勢で長時間いることで、脚に血栓が出来てそれが肺等に運ばれて、最悪の場合死にいたる病気です。特に、災害等で、車の中で生活を余儀なくされてしまう場合は要注意です。

もし、長さが足りなくて、脚か頭のどちらかを上げる必要があるのであれば、脚を上げた方がいいです。頭を上げてしまうと、いわば長座して眠っている状態に近い状態になるので、深く眠れません。また、脳に血液を届けようと血圧も横になって寝ている時よりは上がってしまうので、その点でも、快眠には不向きです。足を上げると、脳に血液がいきやすくなるのでエコノミークラス症候群予防にもなります。ただ、あまり高いと頭に血が上がりすぎる状態になり眠れなくなるので注意して下さい。

 

横幅は90㎝は欲しい

寝床の横幅は90㎝は欲しい所です。90㎝あれば、寝返りをしても問題ありません。

90㎝はシングルサイズのベッドと同じ幅で、寝返りするのに必要最低限の幅です。これ以上狭いと、寝返りを打った際、壁や物に体が当たる可能性が出てきます。そうなると、当然目は覚めますし、次に寝る時は当たるか気になってしまい快眠できなくなります。

本来は上半身を横にひねるだけで寝返りができますが、幅が狭いと脚で踏ん張って体を持ち上げて寝返りをする必要があります。そうすると、余分な力が必要になりますし、なによりその分眠りが浅くなりやすくなります。

なので、横幅は90㎝は欲しいところです。90cmという幅は、普通の車ではギリギリかもしれません。そういう意味では、よほど大きい車で無い限り家族で車中泊は難しいかもしれません。

理想は布団で寝ること

寝るときの寝具、特に冬の場合、理想は布団で寝ることです。究極の理想を言うと、敷布団も敷いて掛け布団で寝ることになります。

布団という寝具は、日本で生まれただけあって、日本の気候によく合ってます。簡単に言うと、布団は気温の変化に強いのです。車だと住宅ほど気密性も高くないので、朝にはある程度車内の気温も下がってしまいます。そんなときでも寒くないようにするには、やっぱり布団が一番です。

寝袋でもいいですが、寝袋だと袋内の空気が変わらないので、気温が高い場合は寝返りが多くなってしまいます。なので一泊くらいなら大丈夫ですが、何日も連泊するのであれば寝袋は春や秋は厳しいと思います。ただ、布団で寝るにしても、車だと収納スペースが無いので、現実的には薄い敷布団になると思います。薄いと寝心地が悪くなるので、マットの上に敷布団を引いて寝たほうがいいです。

暖房をつける場合は加湿器が必須

冬は寒いので暖房をつけるかもしれませんが、車のエンジンつけたまま寝るのはやめた方がいいです。一酸化酸素中毒で死ぬ可能性がありますし、またアクセルを踏んでしまい火事になったという例もあるそうです。エアコンを使用したい場合は別に電源を準備しましょう。

快眠する観点から言うと、寝るときに暖房をつけるなら加湿器は必須です。なぜなら、冬の空気は乾燥しているので、温めると湿度がドンドン下がります。カラカラに乾いた空気で寝ていると、のどを痛めて風邪を引く可能性があります。なので、加湿器は用意をした方がいいです。結露が嫌な方は、蒸散式のものを幾つか用意するといいです。

防寒着や電気ストーブなどで寒さをしのぐ人は、加湿器は必要ありません。ただ、家等で寝るよりも気温が低くなりやすいと思うので、寒さで途中で目が覚めないように、しっかりと温かくしてください。

いかがでしたか、

キャンピングカーは別として、本来車は車内で寝ることを想定して作られていません。なので、車中泊で快眠をしようとすると、かなり無理が来ます。今回紹介したポイントは全て実践するのは無理かもしれませんが、出来る範囲で取り入れて快適な車中泊ライフを送ってください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました