「自律神経の名医が教える 『寝入りが9割』の睡眠技術」の紹介

今回は、ポプラ社から出版されている「自律神経の名医が教える 『寝入りが9割』の睡眠技術」という本を紹介します。


目次
基本情報 
著者の紹介
本の特徴
こういう人におすすめ
目次と簡単な内容の紹介
本の感想


基本情報

著者 小林弘幸 
出版社 ポプラ社 
定価 800円+税 

著者の紹介

著者の小林さんは、順天堂大学医学部卒業、同大学大学院医学研究科終了後、ロンドン大学附属英国王立小児外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立小児病院外科と海外の病院の勤務を経て、順天堂大学医学部小児外科講師、助教授を歴任し、現在は同大学医学部教授を務められています。自律神経研究の第一人者だそうです。

自律神経の専門家として、NHKのごごナマという番組に出演されているのを見たことがあります。自律神経は睡眠と関係が深いですが、睡眠の専門医というわけではないみたいです。本によると、現在は便秘を専門的に診察する外来を受け持っているそうです。

本の特徴

小林さんは、睡眠の専門医ではないですが、睡眠と関係が深い自律神経の専門家なので、その観点から睡眠について書かれています。

「はじめに」で、1日6時間以上眠れない人のための睡眠技術と書かれていますが、僕が読んだ感想は「どちらかというと寝付きが悪い人向けかな」と感じています。

本の最後の方には、リラックスするための体操など、自律神経を整え方、また自律神経の研究、便秘外来での経験からの腸内環境を整え方も書かれています。

こういう人におすすめ

  • 寝付きが悪い方
  • 便秘気味な方
  • リラックスする方法が知りたい方

目次と簡単な内容の紹介

はじめに

第1章 「眠れない」ことを怖がらなくていい

この章では、自立神経と睡眠の関係から、体内時計などの睡眠の仕組みなどが簡単に説明されています。気になった箇所は、

「勉強はできなかったが、数学だけは得意だったとか。書くことは得意な方だけれど、読むのは苦手でものを読むのに時間がかかってしまうとか。ワインは赤よりも白ワインの方が好き」

引用:「自律神経の名医が教える 『寝入りが9割』の睡眠技術」

著者の小林さんは、ショートスリーパーらしいです。なんでもアメリカのシリコンバレーで遺伝子を検査してもらったらしいです。上の文章は、ショートスリーパーの人に共通する特徴らしいです。全部が全部当てはまるかはわかりません。逆に、数学が苦手だからロングスリーパーと考えるのも短絡的だと思います。

睡眠時間は、個人差があるので、ショートスリーパーかどうかよりも、「自分にとってベストな睡眠時間はどのくらいか」を考えたほうがいいと思います。

「不眠で悩む人の多くは、日中のあるき不足であり運動不足なのです」

引用:「自律神経の名医が教える 『寝入りが9割』の睡眠技術」

現代人は誰しもが運動不足でしょう。運動するとつかれるので寝付きもよくなりますし、体温が上がるので睡眠の質も良くなります。しかし、だからといって不眠=運動不足というのも単純過ぎないかなと思います。

ただ、現代人は、体を動かさないのに頭は常にフル回転状態です。そのアンバランスが不眠につながっているという専門家いるので、睡眠に限らず適度な運動は必要だということだと思います。

「意識して運動している人は(中略)約50%です。けれども、その中身が問題で50%という数字を稼いでいるのは、実は60歳以上。20代、30代、40代という働き盛りの若い世代はほぼ運動していないということです。」

引用:「自律神経の名医が教える 『寝入りが9割』の睡眠技術」

これは、ある意味しょうがないという気もします。よほどスポーツが好きとかでなく、体型も普通なのであれば、20代30代の人たちは、運動はしないでしょう。そんな時間もあまりないのが実情です。40代50代になると、中年太りが気になり運動し始めるが、やっぱり仕事があるので、時間は取れません。よくて週末にウォーキングぐらいだと思います。中には、ジムに通うという人もいるかも知れませんが、続けるのが大変ということは誰でも知っているので、二の足を踏む人は多いと思います。

第2章 「睡眠の常識・非常識」 眠れなくなるNG習慣とは

この章は、あまりボリュームはありませんが、快眠の妨げる習慣について書かれています。気になった箇所は、

「日曜日の夕方にアニメ『サザエさん』が放映される時間になると、どうにも憂鬱になって明日の仕事に行きたくなくなる心の病の一つ」

引用:「自律神経の名医が教える 『寝入りが9割』の睡眠技術」

これは、サザエさん症候群という病気の説明です。日曜日の夕方になると、「もう休みが終わる」と感じて気分が憂鬱になるのが特徴らしいです。

著者の小林さんは、休みの日に寝だめをして起きるのが遅くなると、この病気になりやすいと書かれています。もちろん、仕事のストレスもあると思います。ただ、例えば朝10時頃に起きると、8時間後にサザエさんが始まる6時ごろになります。人は、起きてから8時間後に一度脳の活動が落ちるので、そのために気分が下がるかもしれません。

別に夕方に下がらなくても、月曜日には気分がすぐれないブルーマンデーになる可能性は高くなります。人は寝だめはできないので、長くても2時間以内にしましょう。

寝だめのコツについては、こちらの記事も参考にしてください。「これで月曜日から元気!? 効果的に寝だめするポイント」

第3章 「睡眠の質と仕事の成果を握る『腸内環境』」

この章では、腸内環境と睡眠や自律神経の関係、腸内環境を整える方法などが書かれています。気になった箇所は、

「腸内環境を良くした結果、便秘だけでなく不眠やうつなどの症状もみちがえるように良くなったケースもあります」

引用:「自律神経の名医が教える 『寝入りが9割』の睡眠技術」

著者の小林さんによると、腸内環境と自律神経は密接に関係しているそうです。上の例は、恐らく自律神経の乱れが、腸内環境や便秘として現れていたので、便秘を解消し自律神経を整えると、その他の不調も回復したということでしょう。ただ、すべての人に当てはまるわけではないと思います。

「腸内環境、自律神経が乱れると睡眠の質が落ちるだけではなく白血球のバランスが崩れて、全てにおいて免疫力が下がってしまう悪循環に陥ってしまう」

引用:「自律神経の名医が教える 『寝入りが9割』の睡眠技術」

睡眠が不足すると免疫力が落ちますが、自律神経の乱れも関係するらしいです。睡眠不足だと、自律神経も乱れやすくなるので、2重の意味で免疫力が落ちてしまいます。また、不眠にもなりやすいので、まさに悪循環になってしまいます。気をつけないといけないですね。

「副交感神経が過剰に優位になり、リンパ球が増えすぎると抗原に敏感になりすぎて、わずかな抗原にも反応してしまう疾患=アレルギーを起こしやすくなってしまいます。」

引用:「自律神経の名医が教える 『寝入りが9割』の睡眠技術」

免疫の暴走とも言えるアレルギーですが、自律神経と関係があったのが驚きでした。よく交感神経が優位になりすぎてるとは言われますが、副交感神経も過剰になると「過ぎたるは及ばざるが如し」で良くないみたいですね。要はバランスが重要だということだと思います。

「年を重ねるにつれて、便秘に悩む人は多くなりますが、その原因は副交感神経の低下です。」

引用:「自律神経の名医が教える 『寝入りが9割』の睡眠技術」

便秘というと女性のイメージがありますが、一番多いのは男性の高齢者だそうです。年と取ると交感神経が優位になりやすいそうなので、それが原因で便秘になるのでしょう。よく家のトイレは、赤い暖色の照明が使われますが、暖色はリラックス効果があると言われているからかもしれません。

第4章 寝入りの90分を深く眠るためのフィジカル技術

この章では、リラックスできる体操や呼吸法などが紹介されています。寝付きが悪い人は、どれか一つでも実践されてはいかがでしょうか。気になった箇所は、

「最も注目しているのは528㌹の音楽(ピアノで言えば『c』(ド)の音を528㌹に設定することにより独自に制作、編曲した音楽)です。」

引用:「自律神経の名医が教える 『寝入りが9割』の睡眠技術」

528㌹の音楽は、CD付きのムック本がでたり、YOUTUBEにもあったりして有名です。僕自身は試してないですが、効果はあるかもしれません。A音である「ラ」でチューニングする場合、普通は440㌹に設定しますが、444㌹に設定すると、ちょうどいいみたいです。楽器をやっている人は、一度試してはいかがですか。

おわりに

本の感想

この本は、勉強の一環で買いましたが、著者の人はショーとスリーパーで、睡眠の専門医でなないので、睡眠に関しては、正直鵜呑みにしてはだめかなと思っています。ただ、後半の腸内環境やリラックス出来る体操などは参考にはなりました。

いかがでしたか。

先程も書きましたが、著者の小林さんはショートスリーパーです。睡眠の専門医でもないので、睡眠に関しては、あまり参考にしない方がいいかもしれません。ただ専門分野である自律神経については、参考になる事が多く書かれていました。睡眠の本というよりは自律神経の本として読んだほうがいいかもしれません。