「あなたの人生を変える睡眠の法則」の紹介

こんにちは 管理人の井口です。

今回は、自由国民社から出版されている「朝昼夕3つのことを心がければOK あなたの人生を変える睡眠の法則」という本を紹介します。


目次
基本情報
著者の紹介
本の特徴
こういう人におすすめ
目次と内容の紹介
本の感想


基本情報

著者    菅原洋平さん
出版社 自由国民社
定価    1400円+税

著者の紹介

著者の菅原さんは、睡眠の専門医ではなく作業療法士をされています。でも、大学で臨床含めて睡眠の研究もされていたみたいです。その過程で、御自分の体でも実験していたら、悩んでいた扁頭痛が治ったそうです。本の中には、次のように書かれています。

「私は、学生時代から頭痛もちで、強い頭痛があると3時間後に雨が降る『頭痛天気予報』が出来るほど、日常的に頭痛がありました。(中略)臨床を通じて睡眠の研究をし、自分の生活でも実験をしてみたところ、本書でご紹介している方法で、頭痛は全くなくなりました。」

引用:「あなたの人生を変える睡眠の法則」

実は、この記述を読んで僕は睡眠に興味を持ちました。その後、人の生体リズムを活用して企業の業績を高めるコンセプトのユークロニア株式会社を設立されて活動されています。睡眠に関しては、Active Sleepという睡眠改善サイトを運営されています。サイトが気になる方は、下のリンクからどうぞ。

Active Sleep(アクティブスリープ)
アクティブスリープは、眠り改善研修や睡眠セミナーによって、睡眠に関する問題を劇的に改善し、人生を豊かに、仕事を楽しくして行きます!

本の特徴

本の特徴は、体内リズムの一つであるサーカディアンリズムを基本としたメソッドです。それを、集約されて「朝に日光を浴び、昼に目を閉じて、夕方に背筋を伸ばす(運動)」というシンプルなメソッドを提唱されています。また、本の最後では寝付けないなどの睡眠の悩みについて改善例が書かれています。

こういう人におすすめ

  • 今まであまり睡眠について考えたことが無かった人
  • 今の生活習慣を出来るだけ変えたくない人
  • 睡眠の悩みがある人

目次と内容の紹介

はじめに

第1章 やる気にはメカニズムがある

この本のコンセプトが、「睡眠を改善をするとやる気が出るようになる」ということです。なので、一番初めにやる気が出るとはどういうことかという説明があります。僕が気になったのは、

「50%は知っているが、残りの50%が未知の領域のシチュエーションが最もやる気が引き出されます」

引用:「あなたの人生を変える睡眠の法則」

という所です。でも、実際に自分が何%知っているかは解らないので、よく言われるようにちょっと頑張れば届きそうな目標を作るのがいいと思います。しかし、睡眠不足だと無気力になり、どんな目標を立ててもやる気が出なくなるので、達成は難しくなります。

第2章 やる気の警告サインをチェックする

やる気の警告サインと書かれていますが、実際は様々な睡眠不足のサインが紹介されています。少しだけ書くと、

  • タンスの角に足をぶつける
  • 飴を最後までなめない
  • 机の上が散らかっている
  • 夜中のお菓子を我慢できない

ちょっとしたことですが、睡眠不足で脳の働きが鈍っているサインです(他にもいくつか紹介されています)。気になった箇所は、

「脳は興奮状態が続くと順化するので、「ながら活動」を習慣にしていると興奮している気付かなくなります。(中略)「ながら活動」をやめてみるとものすごく眠たくなります。

引用:「あなたの人生を変える睡眠の法則」

スマホや携帯音楽プレイヤーが普及したこともあって様々な人が音楽を聞きながら作業しています。「歩きスマホ」も問題になっています。別の面からみれば、睡眠不足なので多くの人が、「ながら作業」をやめることが出来ないのかもしれません。ちなみに、僕も「ながら作業」をやることがありますが、2~3時間で音楽が邪魔に感じるのでやめることが多いです。

第3章 朝5分-光の法則

この章から本格的に睡眠の仕組みの解説になります。最初が睡眠ホルモンのメラトニンやメラトニンと光との関係についてです。気になった箇所は、

「オフィスの照明瀬恵駅は、知的作業をはかどらせるため500ルクスに設定されている。」

引用:「あなたの人生を変える睡眠の法則」

最近は、僕が働いている会社も照明がLEDに変わったので明るくなりましたが、それでも太陽には負けます。オフィス等は光源が近いので明るく感じやすいですが、晴れている時はもちろん曇り空でも自然光の方が明るいです。なので、日光を浴びたほうがいいです。ちなみに、昼間に日光を浴びると、睡眠の質が改善するという研究結果があります。

第4章 昼5分-負債の法則

第4章では、昼間の眠気や睡眠負債について解説されています。気になった箇所は、

「目を閉じるだけで、α波は出ます」
「睡眠不足が慢性化すると、眠気に気づきにくくなってしまいます」

引用:「あなたの人生を変える睡眠の法則」

α波はリラックスしている時に出る脳波ですが、目を閉じただけで出るんだと思いました。ただ、ずっと閉じると、次第に眠っている時の脳波が出てしまうのでほどほどがいいです。二つ目が、結構驚きました。素直に「自分もかな」と思った気がします。以前、NHKのプロフェッショナルにお笑い芸人の岡村隆史さんが出演された時に、「2日間、寝ずに舞台の台本を直してたら寝れなくなった」という様なことを言われていました。岡村さんのケースは極端ですが、程度の差はあれ、大抵の人は「疲れているはずなのに寝れない」というようなことは経験があると思います。我慢のしすぎは、体に毒だということですね。

第5章 夕方5分-体温の法則

第5章では、体温と眠気、睡眠の質について解説されています。僕的には、気になる箇所は無かったですが、簡単に体温を上げる方法などが紹介されているので、なかなか運動できないと言うような人はオススメです。

第6章 眠りの悩みを解決する

第6章は睡眠の悩みについて解説されされています。特に「寝付けない」という悩みに関する説明が多いです。また、後半には、「途中で目が覚めてしまう」等の悩みの改善例が示されています。なにか、睡眠の悩みがある人は、一読をオススメします。以下が載っている睡眠の悩みの5つの例です。

  • 「寝付けない」
  • 「途中で起きてしまう」
  • 「早く起きすぎてしまう」
  • 「眠った感じがしない」
  • 「いつも眠い」

本の感想

この本は、僕が一番初めに買った本で、初期は睡眠を改善する上でずいぶん参考になりました。解りやすく書かれていて、紹介しているメソッドも簡単で実行しやすいので、今まであまり睡眠について考えてなかったけど、睡眠を改善してみようかというような人にはオススメです。ちなみに、発売が2012年9月ですが、2019年1月時点で13万部のベストセラーになっているみたいです。

いかがでしたか。

非常に解りやすく書かれているので、すんなり理解できると思います。まずは、この本のメソッドを実践してみてから、寝具等の見直しをしても遅くは無いです。

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