「助けて きわめびと」の内容を勝手に解説

こんにちは 管理人の井口です。

1月12日にHNKの「助けて きわめびと」という番組で睡眠を取り上げていました。主に寝つきと睡眠の質についてでした。今回は、僕の感想も交えながら、番組の内容を解説したいと思います。番組を見ていない方はこちらのリンクからどうぞ。


目次
睡眠のゴールデンタイムについて
90分サイクルについて
寝つきに枕は関係ない
快眠ストレッチについて
いびきについて


睡眠のゴールデンタイムについて

番組でも言われてましたが、昔は夜の10時から深夜2時がゴールデンタイムといわれてましたが、あんまり気にすることはないです。恐らく、24時間営業のコンビニ等、交代勤務の人も少なかったはずなので、普通に朝起きて夜眠る生活リズムの人が多かったために、こういう風に言われたのではないでしょうか。

ゴールデンタイムというのは、疲れが取れやすい時間帯のことですが、体や脳の疲れは成長ホルモンがしっかりと分泌される取れます。成長ホルモンの分泌量は時間ではなく睡眠の深さに依存していることがわかっています。なので、しっかりと深く眠らないと疲れは取れないわけです。

あと、番組でも言われていましたが、深い睡眠は睡眠の最初の頃に出ます。正確には、寝てから3時間の間に成長ホルモンの8割が分泌されるので、その時間にしっかりと深く眠ることが重要になります。

ちなみに、明け方や昼夜逆転の生活で、昼間に寝ても成長ホルモンは分泌されますが、やっぱり夜に眠る方が量が多いそうです。人は朝に起きて活動し、夜は眠るように出来ているのだと思います。

90分サイクルについて

これも、昔から言われています。ですが、サイクルの周期にも個人差があり、大体80分から110の間だと言われています。また、アプリで睡眠を計測すると解るのですが、一日として同じグラフにはなりません。一定の周期でノンレム睡眠とレム睡眠のサイクルが回るということはないです。

布団の中が暑かったりすると、寝返りが多くなったりしますし、運動して体が疲れている時と、頭脳労働して頭が疲れている時とでは、やっぱり違うと思います。なので、90分にこだわらないほうがいいです。

睡眠サイクルについては、こちらの記事も参考にして下さい。「誤解されがちな睡眠サイクルの正体」

寝つきに枕は関係ない

番組内で、寝付けないという女性の方が枕をいろいろ変えていましたが、僕的には枕は寝つきには余り関係が無いと思っています。もちろん、高すぎたり、低すぎたりして違和感がある場合は別です。

枕は、寝ている最中の姿勢が崩れないようにするのが役割なので、寝つきにはあまり関係しません。ぶっちゃけ、枕が替わっても寝れる人もいますし、電車の中で寝ている人もいます。なので、枕を変えるよりも別の要因を探しましょう。

ちなみにですが、僕が見た限りでは、寝付けない女性は、睡眠の質が悪いのではなく、寝付けないために睡眠時間が短いだけなのではないのかなと思いました。番組で、アプリで計測した睡眠グラフがデフォルメされて紹介されていましたが、確かに寝付けていないのですが、一度寝るとしっかりと深く眠っている感じでした。

また、起きた時の感想も頭がぼーっとするとおっしゃられていたので、多分なかなか寝付けないために、実質の睡眠時間が短くなってしまい睡眠負債が溜まっている感じだったのではないかなと思いました。ちなみに睡眠が浅いと、眠気はもちろん体が重く感じます。

なので、ストレッチで寝つきが改善されて睡眠時間が伸びたから、体調がよくなったのではないかなと思いました。

快眠ストレッチについて

番組内で、簡単に出来て睡眠の質を上げるストレッチが紹介されていました。ストレッチをする箇所は、首、肩甲骨、足首です。詳しいやり方は、番組のホームページで見てもらえばわかります。

勝手に補足説明をすると、首のストレッチには、脳の温度を上げる狙いがあると思います。現代人は、目を酷使するので、目はもちろん首も凝っている人が多いです。首が凝っていると当然、血液が脳にいきにくくなるので、コリをほぐすわけです。シャワーやお風呂に入っている時にすることで、温まった血液が脳に届き脳の温度が上がります。上がると、体が下げようとするので眠気が来易くなるわけです。

肩甲骨周りのストレッチも、体温を上げる狙いです。肩甲骨の周りには体温を上げる細胞が多いので、その細胞を刺激する狙いがあると思います。ちなみに、寝不足で朝にシャワーを浴びる時は肩甲骨の間に熱めのお湯をかけると、体温が上がって目が覚めます。また、冬に使い捨てのカイロを使う場合は、同じように肩甲骨の間に一つ貼るだけで体が温まりやすくなります。

足首は、番組内で説明されていた通り、足の裏から熱の発散を促す狙いです。また、腹式呼吸はリラックスして寝つきをよくする狙いがあります。人は、空気を吸う時よりも吐く時に意識するとリラックスしやすいといわれています。なので、普段は鼻呼吸でも、口から吐くことで吐く方に意識できるのでリラックスしやすくなります。もちろん腹式呼吸なのでよりリラックスしやすくなります。

それでも、なかなか寝付けないという人は、少しづつ長く吐いてみてください。より意識するのでリラックスできるようになると思います。ただ、吐ききる必要は無いです。苦しくない範囲でやってください。

いびきについて

時間の都合上だと思いますが、いびきが悩みのほうの人は紹介されていませんでした。番組内で、いびきをしているご主人が「いびきをしている認識が無い」といわれていましたが、いびきをしている本人は気付かないことがほとんどらしいです。

いびきがひどい時に疑うのが「睡眠時無呼吸症候群」です。あのご主人が睡眠時無呼吸かどうかは番組の内容だけでは解りませんが、もし寝ているはずなのに疲れが取れないと感じていたら要注意です。気になる人は、一度睡眠の専門医に相談するか、睡眠中のいびきを録音するアプリがあるので、それらを使って一度調べてみるのもいいと思います。

ちなみに、睡眠時無呼吸は寝ている最中に呼吸が出来なくなるので苦しくて、本人は自覚があると思う人もいると思いますが、実際には寝ている本人は自覚が無いことがほとんどです。発覚する主なパターンは奥さんがいびきがひどくて起きた時に呼吸が止まることに気付くことらしいです。本人はわからないので、パートナーの呼吸が止まっていることに気付いたら、すぐに教えたほうがいいです。

睡眠時無呼吸症候群については、こちらの記事も参考にして下さい。「睡眠時無呼吸症候群の基礎知識」

いかがでしたか。

番組は30分だけだったので、まとめようとして無理をしている箇所が見受けられました。でも、紹介されている快眠ストレッチは、理にかなっているので、睡眠が浅かったり、なかなか寝付けないと言う人は一度試されてはいかがでしょうか。

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