【書評記事】「朝5時起きが習慣になる5時間睡眠法」の紹介

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今回は、ダイヤモンド社から出ている「朝5時起きが習慣になる5時間睡眠法」という本を紹介します。


目次

基本情報
著者の紹介
本の特徴
こういう人におすすめ
目次と簡単な内容の紹介
本の感想


基本情報

  • 著者 坪田 聡
  • 出版社 ダイヤモンド社
  • 価格 1400円+税

著者の紹介

著者の坪田さんは、日本睡眠医学会所属の医師で富山県のクリニックで副院長をされています。2006年に、生涯学習開発財団認定コーチの資格を取得されて、「睡眠コーチング」を創始されました。この本以外にも、睡眠の本を書かれています。

コーチングというとコンサルタントとは違い、睡眠の問題を解決するよりは客の要望や願いを専門知識を使って叶えていくという感じでしょうか。大抵の人は「もっと時間が欲しい」と思っているので、このような本を書かれたのかもしれません。

本の特徴

この本は、帯にも書いてある通り、ショートスリーパー入門、つまり、短眠法の本です。「すぐに」寝付き、「ぐっすり」眠り、「すぐに」起きることで睡眠の効率を上げて、短い時間で満足することがコンセプト。寝付きや睡眠を深くするテクニックの他に、習慣にするためのアドバイスも書かれているので、実践はしやすいかもしれません。

こういう人におすすめ

  • 短眠法に興味がある方

目次と簡単な内容の紹介

PROLOGUE 人は本当に「睡眠時間」を削れるのか

「睡眠とは時間の浪費でしかない」

引用:「朝5時起きが習慣になる5時間睡眠法」

この言葉は、ショートスリーパーとしても有名な発明王のエジソンの言葉らしいです。僕は、ショートスリーパーというのは「体質的に長く眠れない人」とかんがえているので、眠れない人に言われても説得力がありません。多くの人はある程度寝ないとダメですし。ショートスリーパーで有名なのはナポレオンですが、エジソンやナポレオン含め、ショートスリーパーの人は昼寝をしっかりしていたことは知られています。長く眠れないため、足りない分を補っていたんじゃないかなと思います。

STEP1 「即寝・即起き」の技術で、睡眠効率を高める

この項目では、「寝付き」と「寝起き」を良くするテクニックが紹介されています。

「即寝」の技術は7つ。いずれも、布団に入ってから5分以内に入眠するための技術だ

引用:「朝5時起きが習慣になる5時間睡眠法」

即寝、つまり寝付きを良くする技術ですが、5分で眠れるというのは実は睡眠不足の可能性が高いです。睡眠不足で眠気が溜まっているため、目を閉じると寝落ちに近い状態で寝てしまうわけです。きちんと睡眠をとっている健康な人の場合、寝付くのに10分程度かかります。あまり、寝付くのが早すぎるのも問題だと思います。

最もストレスなく、スムーズに起きるためには、自分の名前を録音したものをアラームとして設定するといい。

引用:「朝5時起きが習慣になる5時間睡眠法」

これは、本当らしいです。以前、何かで「人間の脳は人の声に反応するようにできている」と読んだことがあります。自分の名前だと、より反応しやすいかもしれません。パートナーや恋人がいる人は一度試してはいかがでしょうか。

2度寝を10分以上すると、それはもはや2度寝とは呼べないくらい深い眠りに入ってしまうからだ

引用:「朝5時起きが習慣になる5時間睡眠法」

10分程度の2度寝ですぐに深い眠りに入ってしまうのは、ノンレム睡眠が足りていないからかもしれません。そういう場合、起きる直前も深く寝ている場合が多く、寝起きも悪いです。10分じゃ収まらず、30分位普通に寝てしまうことになります。

バナナには目覚めを促すセロトニンの原料となるトリプトファンが多く含まれており、時間がない時は朝食代わりにもなる

これは、僕も最近知りました。バナナは果物の中ではタンパク質が多く含まれているので、当然アミノ酸であるトリプトファンも多く含まれています。ただ、他の果物と比べればなので、しっかりとトリプトファンを摂取するには、チーズ等と一緒に食べたほうがいいと思います。

STEP2 睡眠の「質」を上げ、脳と体を劇的に回復させる

この項目では、深く眠るための技術が紹介されています。

ほとんどの動物が、体を休めるレム睡眠のみをとっている

引用:「朝5時起きが習慣になる5時間睡眠法」

これは、眉唾ものです。実験による測定では、逆で多くの動物に多いのがノンレム睡眠。レム睡眠があるのは、人間を含めた哺乳類と鳥類の一部だけらしいです。人間は他の霊長類と比べるとレム睡眠の割合が多く、人間は25%、チンパンジーなどの猿は7〜8%らしいです。もちろん、野生で自然で暮らしている場合は、レム睡眠が多くなるかもしれません。ただ、レム睡眠も必要不可欠な睡眠です。ノンレム睡眠のほうが重要だということはありません。僕の個人的な経験だけど、レム睡眠は脳疲労を解消するのに重要です。不足すると、頭が重く感じ、ボーッとして集中できなくなります。高いパフォーマンスを発揮したいなら、レム睡眠を軽視してはいけないと思います。

あまり知られていないのが、「毛布の上に寝る」という方法。寝ている間は、体の熱が下の方に逃げやすいので、毛布は「掛ける」よりも「敷く」ほうが、保温効果は高まるのだ。

引用:「朝5時起きが習慣になる5時間睡眠法」

これは、本当。なんでも、床の方に逃げる熱のほうが布団から逃げる熱よりも多いらしいです。なので、毛布で逃げないようにすると暖かくなりやすいです。ただ、室温が低いと寒く感じます。暖房をつけていないと、少し厳しいかもしれません。その場合は、掛け布団の上に毛布を掛けて、敷布団やマットレスには保温性の高い敷きパッドをするのがオススメです。ちなみに、毛布自体の保温効果は低いので、毛布の上に掛け布団を掛けて寝るのはオススメしません。

STEP3 五つの仮眠で、一日中、疲れ知らずなる

この項目では、日中にとる仮眠について説明されています。

一日に一度、長い眠りをとるのが睡眠の基本と捉えるようになったのは、照明器具が誕生してからである。

引用:「朝5時起きが習慣になる5時間睡眠法」

これは本当かどうかはわからないです。人間の身体の仕組みや遺伝子の観点からいうと、多相睡眠、一日に複数回眠るほうが合理的だそうです。産業革命が起きて、工場や会社で働くようになったため、昼寝をしなくなり夜にまとめて眠るようになったのが真相かもしれません。

STEP4 2ヶ月で「朝5時起き」を習慣にする

この項目では、「5時間睡眠で5時起き」を習慣にするためのアドバイスが書かれています。

睡眠時間の削減、「15分/週」のペースで、一ヶ月に一時間が限度だ。

時間をずらすときも、徐々に体を慣らすことが大切だ。週に15~20分ずつ、少しづつずらしていこう

引用:「朝5時起きが習慣になる5時間睡眠法」

この考え方は新しいなと思いました。たしかに、睡眠時間や眠る時間帯を変えるのは大変で、とくに夜ふかしの習慣をやめるのは一苦労です。1週間で15分ずつ、一ヶ月で最大1時間だったらそれほど大変じゃないと思うので成功しやすくなるんじゃないかなと思います。学生の人が社会人になるために、朝型の生活に矯正するときにはいいかもしれません。

本の感想

僕自身は、「無理に睡眠時間を削ると健康を害する」と思っているので、この本のメソッドは試したことはないです。ただ、短眠法の本には、睡眠の質を良くするテクニックが多く書かれていることがおおいので、そこだけを参考にしている感じです。

ちなみに、この本のメソッドを実践した漫画家の人が書いた本があります。そっちを読んでみてメソッドを試してみるか考えてみてもいいかもしれません。

いかがでしたか。

睡眠時間を削って時間を捻出するのは、誰しも考えることです。だからこそ、短眠法の本が出るのでしょう。ただ、睡眠不足は健康に悪いことは誰でもしっているし、様々な研究でも明らかです。試してみて自分に合わないと思ったら潔くやめることも必要だと思います。そういう場合は、僕と同じようにテクニックだけを参考にして、睡眠を改善しましょう。