朝日新聞の「患者を生きる」を解説してみた①「睡眠時無呼吸症候群」

こんにちは、管理人の井口です。

今回からシリーズで、朝日新聞の生活面で連載されている「患者を生きる」という記事の睡眠の特集を解説します。初回は、「睡眠時無呼吸症候群」です。

数ある睡眠障害の中でも一番有名なのが、睡眠時無呼吸症候群なのではないでしょうか。ただ、寝ている間のことなので、本人はなかなか気づかないかもしれません。記事では、お笑い芸人の「芋洗坂係長」こと俳優の小浦一優さんのケースが紹介されていました。記事の内容を紹介しながら解説していきたいと思います。睡眠時無呼吸症候群については、こちらの記事も参考にしてください。「睡眠時無呼吸症候群の基礎知識」


目次
いびきは本人は気づきにくい
我慢できない眠気があれば要注意
CPAPについて


いびきは本人は気づきにくい

小浦さんのケースは、やはりいびきが非常に大きかったみたいです。記事によると、結婚していた時に奥さんが「うるさい」といって別室で寝るようになったそうです。いびきが原因かはわからないですが、5年ほどで離婚されています。また、劇団で合宿している時も仲間の人たちが、うるさくて眠れないからと部屋を出ていったそうです。また、座長の人が「時々呼吸が止まっている」と言われていたそうです。今なら真っ先に「睡眠時無呼吸症候群」を疑うでしょうが、今から20年近く前のことなので、当時はわからなかったかもしれません。

息が止まるのであれば本人は気づくはずと思うかもしれませんが、本人は気づかないことが多いと言われています。睡眠中で起きても意識がはっきりしないですし、しばらくすると呼吸が再開されるので起きるまで、いかないのかもしれません。いびきの大きさは個人差があるのでどれくらいかは明言できませんが、気道が塞がっているほど大きくなります。なので、あまりにも大きいと睡眠時無呼吸症候群を疑った方がいいかもしれません。

その他の特徴としては、

  • 一番中続く
  • 呼吸が時々とまり、「ガガッ」というような音で再開する

の2点があります。よくある、寝始めだけの場合は気にしなくて大丈夫です。もし、同じ部屋に寝ている人のいびきが特徴に合致していたら、睡眠の専門医の診察を勧めた方がいいかもしれません。1人で寝ているといびきには気づきにくくなります。次に書きますが、睡眠時無呼吸症候群はひどくなると昼間の眠気もひどくなります。もし、肥満体型で昼間にものすごく眠いのであれば睡眠時無呼吸症候群を疑ったほうがいいかもしれません。ただ、「いきなり専門医の診察を受けるのはちょっと」と思う方は、まずは、睡眠中の呼吸等の音を録音するとか、スマホのいびき検知のアプリを使っていびきを調べてみたほうがいいと思います。一晩中いびきをかいていたり、途中で呼吸が止まっていたら要注意なので、専門医の診察を受けましょう。

我慢できない眠気があれば要注意

睡眠時無呼吸症候群は、ひどくなると昼間の眠気が我慢できなくなります。記事によると、小浦さんが専門医の診察を受けようと思ったきっかけは、バイクに乗っていて信号待ちの時に寝てしまったからだそうです。夜行バスでの運転手の居眠りによる事故が有名ですが、同じことになりかねないと思って、診察を決心したそうです。

居眠りはマイクロスリープと呼ばれますが、よく電車や仕事中に居眠りをして、慌てて起きたことは誰でもあると思います。普通の場合は、眠っても睡眠自体は浅いので、寝てしまったことに気づき起きることができます。ただ、睡眠負債が溜まってくると、なかなか起きれなくなり、睡眠も少しづつ深くなっていきます。小浦さんの場合、睡眠時無呼吸症候群なので、夜の睡眠の質は最悪に近いと思います。なので、もう次の瞬間には寝落ちしている感じだと思います。

CPAPについて

小浦さんは、体重が100kg以上あるので、診察を受けたら「最重症」だと言われたそうです。なんでも、睡眠中の半分が酸欠状態になっていたようです。そこで、治療として使うように指示わされたのがCPAPです。テレビの健康関連の番組で見たことがある人もいると思います。CPAPは、酸素マスクというよりかは、空気を圧力をかけて鼻から送り込むことで気道を確保するのが狙いです。僕は、つけたことはないのでわかりませんが、呼吸は、鼻から吸えても、吐くことはできないので口からになるともいます。ただ、空気の通り道が確保されているのでいびきも改善されます。ただ、年齢や体重によって送り込む空気の圧力の適正な値が違うらしく、月に一度は通院しないといけなくなります。また、CPAP自体は対症療法に過ぎないので、肥満体型なのであれば痩せるように指導されるようです。小浦さんはの場合は、ダンスをする芸風のこともあり、ダイエットはせずにCPAPを使い続けているみたいです。

いかがでしたか。

睡眠時無呼吸症候群は放っておくと、高血圧や心筋梗塞などの生活習慣病のリスクが上がります。海外では、睡眠時無呼吸症候群の患者に適正な治療を行うと、医療費が半分になるという試算もあるくらいです。なにより、自分の健康やいびきによる周囲の人への影響もあります。気になる人は、周囲の人に聞くか、スマホのアプリ等で一度調べてはいかかでしょうか。