【書評記事】「好きになる睡眠医学」の紹介

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こんにちは。管理人の井口です。

今回は、講談社サイエンティフィクから出ている「好きになる睡眠医学」という本を紹介します。


目次
基本情報
本の特徴
こういう人にオススメ
目次と簡単な内容紹介
本の感想


基本情報

  • 著者 内田直
  • 出版社 講談社サイエンティフィク
  • 価格 2000円+税

本の特徴

この本は、医療関係者向けに睡眠や睡眠障害について書かれた本です。一般の人はあまり読む必要はないと思いますが、睡眠外来でのさまざまな検査についても書かれているので、睡眠の専門医の診察を受ける前に読むといいかもしれません。

こういう人にオススメ

  • 睡眠の専門医の診察を受けようと思っている人

目次と簡単な内容の紹介

第1章 睡眠とは

この章では、簡単に睡眠の仕組みについて書かれています。

1953年のレム睡眠の発見です

引用:「好きになる睡眠医学」

今では、ノンレム睡眠とレム睡眠があることは、誰でも知っている常識ですが、つい70年ほど前までは誰も知らなかったことは驚き。

レム睡眠はノンレム睡眠よりも進化の過程では古い睡眠と考えられています。一方、ノンレム睡眠は、脳が進化してきたために、これを休めるために必要になった新しい睡眠と考えられます。

引用:「好きになる睡眠医学」

レム睡眠とノンレム睡眠、どちらの方が古いか新しいかは、本によって内容が違います。もしかしたら、専門家の中でも意見が分かれるところなのかも。昆虫や魚の睡眠は、人間とは違うかもしれませんし、人間でも正確に睡眠を計測するのは難しいので、仕方ないかもしれません。

ごく浅い睡眠期の脳波によく似た活動パターンを示しているレム睡眠期では、必ずしも音で覚醒しやすいわけではありません。

引用:「好きになる睡眠医学」

本当に目覚めやすいのは、レム睡眠になる直前と終わった直後。レム睡眠の最中は、脳が活発に働いていて起きない可能性があります。また、「取り込み」といって、レム睡眠中の情報が夢の内容に反映される場合があるので、必ずしも起きやすいとは限りません。

よくある睡眠アプリは、寝返りする時に起こすようにできています。理由はノンレム睡眠とレム睡眠の切り替わるときに、寝返りをすることが多いからです。ただ、睡眠不足で起きる直前まで深く眠っていると寝返りが少なくなるので、起こすタイミングが無く時間ギリギリになることもあります。

第2章 睡眠障害クリニック

この章では、睡眠におけるさまざまな検査方法や診察の方法が解説されています。

日本は睡眠医学先進国です。世界各国に睡眠医学についての学会がありますが、その中でも日本睡眠学会は、その会員数からしても、また学問的レベルからしても世界の中でトップのレベルを維持しています。

引用:「好きになる睡眠医学」

これは、研究レベルという意味だと思います。実際に、睡眠の相談を受けてアドバイスをする専門家は少ないのが現状なのではないでしょうか。

睡眠の問題は、一般の内科医院などでも取り扱われます。ちょっとした不眠であれば、糖尿病や高血圧の治療を受けている医院で睡眠薬を処方してもらうことは可能です。

引用:「好きになる睡眠医学」

僕の個人的な考えでは、睡眠の改善はまず生活習慣からはじめた方がいいのではないかと思います。睡眠薬は医師の処方に従えば安全ですが、やめるのが大変です。まずは、生活習慣からはじめて、それでも改善しなければ薬に頼ればいいと思います。

第3章 さまざまな睡眠障害

この章では、さまざまな睡眠障害について、検査方法や治療法も含めてかいせつされています。

アルコールをやめて1〜2年経った時期でも、同年代の人と比べて睡眠時間が減少し、徐波睡眠が減少し、しばしば中途覚醒が起こり、レム睡眠が多くなるという変化があります。

引用:「好きになる睡眠医学」

これは、一般にはあまり知られていないことなので、もっと知られたほうがいいと思う。つまりは、1〜2年経っても睡眠が普通に戻らないということ。実際には、元通りになるのにどれくらいかかるかはわかりませんが、時間がかかることは確かなようです。その間、アルコールの誘惑と戦う必要があるので、アルコール依存症が完治するのはかなり大変だと思います。

第4章 睡眠薬

この章では、睡眠薬について解説されています。

本の感想

医療関係者むけなので、普通の本には書かれていないことが多く勉強になった一冊です。ただ、一般の人は読む必要がないとは思います。

いかがでしたか。

今回は、「好きになる睡眠医学」という本を紹介しました。睡眠障害の疑いがあり、睡眠の専門医の診察を受けようと思う人にオススメの一冊です。