「ねこ先生クウとカイに教わる ぐっすり睡眠法」のご紹介

今回は、KADOKAWAから出版されている「ねこ先生クウとカイに教わる ぐっすり睡眠法」という本を紹介します。


目次
基本情報
本の特徴
こういう人におすすめ
目次と簡単な内容の紹介
本の感想


基本情報

著者 宮咲ヒロ美
出版社 KADOKAWA
定価 1100円+税

本の特徴

この本は、全編マンガで構成されています。設定は、「ペットである2匹の猫に睡眠法を教わる」というちょっとSFチックですが、睡眠コンサルタントの人が監修されているので、書かれてある内容そのものは、至極まともです。主人公は女性ですが、男性でも使える内容になっています。また、睡眠全般から寝る前の習慣、寝室や寝具、昼間の過ごし方など睡眠を良くすること全般がわかります。また、夜遅くなったときの夜食のレシピなども書かれています。

内容には関係が有りませんが、最後の方だけカラーになっていて珍しいなと思いました。

こういう人におすすめ

  • 睡眠に興味がある方
  • 難しい本は苦手な方
  • 快眠法全般について知りたい方

目次と簡単な内容の紹介

プロローグ

第1章 いい眠り方を知ろう

この章では、主に睡眠の役割や睡眠全体の考え方が書かれています。シフト勤務や夜勤等の変則的な生活に対するアドバイスもあります。気になった箇所は、

「起きた時にスッキリしないのは、体内時計が乱れて自律神経の調節がうまく出来ていないからかも」

引用:「ねこ先生クウとカイに教わる ぐっすり睡眠法」

これは、シフト勤務をしている主人公の友人に対してのセリフですが、長く寝ているはずなのにスッキリしないと悩んでいます。基本

的に人は体内時計で動きます。起床時には、コルチゾールと呼ばれるストレスホルモンが分泌されて、体が起きる準備をするのですが、いつもより長く寝ると体が起きるタイミングを逃してしまいます。なので、起きても体がだるいし、スッキリしません。睡眠に関しては、寝る時間は多少ずれてもいいので、起きる時間はできるだけ同じにしたほうが、体調は整いやすいです。寝溜めをする場合は、2時間以内してそれでも足りない場合は、昼寝で補いましょう。

第2章 入眠までのルーティン

この章では、主にすんなりと寝付くための習慣ややってはいけない習慣等が紹介されています。気になった箇所は、

「夜遅く食べることは体内時計を狂わせて自律神経の乱れや不眠の原因になる」

引用:「ねこ先生クウとカイに教わる ぐっすり睡眠法」

これは、夕食後に食べたくなるおやつに関するセリフです。夜遅くにお菓子を食べると太る原因にもなることは知られていますが、そもそもなぜ食べたくなるかというと、脳が糖分を欲しているからです。

寝る時間が近づいてくると、脳も疲れて働きが鈍くなります。この働きが鈍くなるのを、脳が「エネルギーが足りないからだ」と勘違いをするとエネルギー源となる糖分を欲しがるため、つい食べたくなるわけです。しかし、本当はただ単に眠くなっているだけなので、食べた分は消費されず脂肪になります。また、睡眠不足だと食欲が我慢できなくなる場合があるので注意が必要です。

夕食後のおやつは百害あって一利なしなのでやめましょう。本には気を紛らわすためのアドバイスも載っています。夕食後にお菓子を食べることが多い人は、読んでみてはいかがでしょうか。

「気をつけたいのは、ネガティブなニュース番組」

引用:「ねこ先生クウとカイに教わる ぐっすり睡眠法」

テレビに関するセリフですが、バラエティ番組で笑うのは、ストレス発散にもなるのでいいそうです。ただ、ニュース番組は、どうしてもネガティブな事件を扱うことが多いため注意が必要です。特に寝る直前に見るのはやめたほうがいいです。

というのも、脳は寝ている間は、起きていた最後の感情を引きずると言われています。簡単に言うと、「夜寝る前にニューズを見てネガティブな気分のまま寝てしまうと、悪夢を見る可能性が高くなる」ということです。これは、ニュースに限らず寝る前に日記を書いていても同じです。せっかく気持ちよく寝ていても、悪夢で起きてしまうと台無しです。スマホでニュースを調べるのも同じなので気をつけてください。

第3章 さあ眠ろう!

この章では、主に寝室の光や音、アロマなど快眠できる環境について書かれています。

 

第4章 眠れない時は

この章では、なかなか寝付けないときの対策が書かれています。歯ぎしりについての事も書かれています。気になる方は、読まれてはいかがでしょうか。

第5章 目覚めのスイッチをオンにする朝の習慣

この章では、一日を元気に過ごすために朝にしたほうがいい習慣が紹介されています。気になった箇所は、

「寝起きの不調は寝返りが打てていないからかも」

引用:「ねこ先生クウとカイに教わる ぐっすり睡眠法」

寝返りは基本的にほとんどの人がしています。しないのは、睡眠時間が短いショートスリーパーと呼ばれる人たちぐらいです。ここでは、寝返りに関連して枕やマットレスの選び方も紹介されています。日本は、夏場は蒸し暑いので寝返りは必然的に多くなります。なので、寝具も寝返りが打ちやすいものを選んだほうがいいというのが僕の意見です。

第6章 日中の過ごし方

ここでは、夜の睡眠をより良くするための昼間の過ごし方が紹介されています。気になった箇所は、

「仕事帰りのコンビニは要注意」

引用:「ねこ先生クウとカイに教わる ぐっすり睡眠法」

仕事で遅くなったら、コンビニのお弁当で済ますという人も多いと思います。ただ、コンビニの照明はかなり明るいです。最近は、電気代節約のためにLEDにしている店舗も多いと思います。

普通の家よりも明るい上にLEDのブルーライトもあるので、メラトニンの分泌が止まりやすく、体内時計が狂いやすいです。なので、できるだけ早い時間にいって、買い物を済ますようにしてください。また、余計なスイーツを買ってしまう人も多いと思いますが、基本的に脳は疲れてくると意志の力が弱くなります。睡眠不足ならなおさらです。

また、お腹が減っている時に行くと「あれもこれも」となりやすいです。ダイエットをしている人は注意してください。

エピローグ

 

本の感想

マンガで読みやすく、内容もしっかりしているのでわかりやすかったです。個人的には、監修の先生のコラムが参考になりました。コラムの内容からすると、女性をメインターゲットにしている感じですが、女性特有の睡眠の悩みは書かれてないのは残念かなと思いました。

いかがでしたか。

わかりやすいし、まんがなのであっさり読めます。「最近、よく眠れないけど原因がよくわからない」、「活字の本は苦手」という人は、一度読まれてはいかがでしょうか。

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