【書評記事】「熟睡法101」の紹介

こんにちは。管理人の井口です。

今回は、アスコムから出ている「熟睡法101」という本を紹介します。


目次
基本情報
著者紹介
本の特徴
こういう人にオススメ
目次と簡単な内容紹介
本の感想


基本情報

  • 著者 白濱龍太郎
  • 出版社 アスコム

著者の紹介

著者は、睡眠の専門医でメディアにも度々出演されている白濱龍太郎先生。御本人の専門は、睡眠と呼吸器なので、睡眠時無呼吸症候群にも詳しく、この本でも睡眠時無呼吸症候群について触れられています。

本の特徴

快眠するために方法がたくさん載っている本どちらかというと生活習慣が多い印象です。ただ、快眠する方法は半分くらいで、残りは睡眠の仕組みや睡眠不足の弊害、また睡眠の悩みについてなどが書かれています。どの項目もわかりやすく書かれているので、睡眠のことをあまり知らない人にもオススメです。

こういう人におすすめ

  • 睡眠に興味がある人
  • 快眠する方法を知りたい人
  • 睡眠のことを知りたい人

目次と簡単な内容の紹介

はじめに

PART1 朝ー最高の目覚めのために

この章では、スッキリ起きるための方法や夜の睡眠のために朝できることが紹介されています。

PART2 昼ー日中はこう過ごせ

この章では、昼間の眠気対策や仮眠の取り方などパフォーマンスを落とさない工夫が紹介されています。

PART3 夜ー快眠に導く過ごし方

この章では、快眠するために夜にしたほうがいいこと、してはいけないことが紹介されています。また、簡単にですが寝具についての記述もあります。

そういった観点から避けたいのが、「消化に悪いもの全般」です。油っこい料理や固いものを食べると、交感神経が刺激されてしまいます。

引用:熟睡法101

脂質が多いものを多く食べると寝てから胃腸が動き続けるので、睡眠に悪影響が出やすいです。食べないほうがいいかというと、血糖値がある程度上がらないと、睡眠が深くなりません。つまりは、食べすぎずに程々が一番いいということです。

また、最近では、サウナを効果的に利用すると、短時間で深睡眠を得られることに加え、日中の眠気も防止してくれるという研究結果も発表されています。

引用:熟睡法101

サウナは自律神経を整える効果があるので、副交感神経が優位になりやすくなり、ノンレム睡眠が出やすくなると思います。高齢になると副交感神経が優位になりにくくなるのでたまに入るのはいいかもしれません。ただ、体に負担がきやすいので、高血圧がある人は注意してください。

就寝前の歯磨きは良質な睡眠を妨げる危険をはらんでいるからです。歯茎が刺激されるとメラトニンの分泌量が減ると言われています。

引用:熟睡法101

これは、僕も試してみましたが、あまり効果を感じませんでした。アプリ上の数値では、少し中途覚醒の時間が短くなったかもしれません。歯磨きだけが快眠できる要因ではないので、過信はしないほうがいいと思います。

この方法の由来を探ってみると、「羊(sheep)」と「睡眠(sleep)」の発音が似ていることから、英語圏で生まれた言葉遊びが元だという説があります。

引用:熟睡法101

一説には、「い~」と伸ばす発音が気持ちを落ち着かせる効果があるということを何処かで読んだことがあります。ただ、それも英語でいうときの話です。日本語では、「羊を数えること」は眠気を催す効果はないと思います。

PART4 知らないと怖い睡眠の新常識

この章では、あまり知られていない睡眠の知識や常識について解説されています。

できることならいい夢をみて、毎日心地よく目覚めたいものですが、夢を意識的にコントロールすることは難しいのが現状です。

引用:熟睡法101

見たい夢を見る方法は今のところ見つかっていません。ただ、夢を見ているときに内容をコントロールする方法はいくつかあります。一番手軽なのは、起きたら夢の内容をメモすることです。すぐにコントロールできるようにはなりませんが、続けると確率が上がるそうです。

メモしようとすることで、忘れがちな夢の内容を覚えようとする意識が出るので、脳が働きやすくなり、コントロールできる可能性が高まります。ただ、夢をコントロールするということは、それだけ休むべき脳が働いていることになります。長期的には健康に悪影響がでないとも限らないので注意してください。

PART5 就寝中の悩みの解決策

この章では、睡眠の様々な悩みの解決策を紹介されています。

PART6 睡眠ファーストの実現とさらなる睡眠の教え

この章では、さらに睡眠をよくするためにできる、知識や生活習慣が紹介されています。

睡眠専門医が近くの病院にいればベストですが、近くにない場合は、内科を受診してください。

引用:熟睡法101

全ての医師が睡眠に詳しいということはないと思います。もしかすると、眠れないと聞いてすぐに睡眠薬を処方する医師もいるかもしれません。地方で医師が少ない場合は仕方ないかもしれませんが、できれは内科よりも心療内科や睡眠の専門医の診察を受けたほうがいいかもしれません。

本の感想

著者の先生が有名なのでそれにつられて買った本です。どの項目もわかりやすく書かれています。快眠法だけじゃなく様々な睡眠に関する知識が書かれていて勉強になった本です。

いかがでしたか。

今回は、「熟睡法101」という本を紹介しました。

睡眠に関する様々な知識がわかりやすくかかれているので、予備知識がない初めての人から睡眠の勉強をし始めた人まで、幅広くオススメできる本です。

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