朝日新聞の「患者を生きる」を解説してみた⑦「むずむず脚症候群」

こんにちは、管理人の井口です。

朝日新聞の生活面の連載記事「患者を生きる」の解説シリーズ。今回は、「むずむず脚症候群」です。

むずむず脚症候群は、最近は新聞やNHKの健康番組で解説されていたりで、知っている人もいるかも知れません。ですが、睡眠時無呼吸症候群に比べると知名度はまだまだだと思います。そこで、今回は記事の内容を紹介しながら、むずむず脚症候群について書いていきます。むずむず脚症候群については、こちらの記事も参考にしてください。「むずむず脚症候群の基礎知識」


目次
主な症状は足の不快感
原因はわかっていないがドーパミンの異常の可能性がある
男性よりも女性が多い
治療は薬が中心
誤診の可能性もある


主な症状は足の不快感

むずむず脚症候群の主な症状は、一言でいうとその名の通り「足がむずむずする不快感」です。気持ち悪い表現ですが「足の中を虫が動いてるような感覚」があるそうです。また、その感覚が、夕方から夜にかけて発生します。夜寝るときにも発生してしまうので、その不快感のために眠れなくなる人が多いそうです。

足の不快感ですが、少し歩きまわったり、足をもんだりすると緩和するそうです。そのため、いわゆる足つぼを刺激するような板等を使う人も多いそうです。また、昼間でも椅子などにじっとしていると症状が出るみたいです。

原因はわかっていないがドーパミンの異常の可能性がある

むずむず脚症候群の原因は、現在よくわかっていません。可能性が高いと考えられているのが、脳の神経伝達物質の一つであるドーパミンの不足です。ドーパミンは鉄分から作られるため、鉄分が不足するとなる可能性があります。ただ、慢性腎不全で人工透析を受けていたり、糖尿病に患っていると起こりやすいそうです。また、遺伝的な要因もあるみたいです。

症状の頻度が週2回以上になると、生活に支障が出るようになるので治療したほうがいいです。その他の要因としては、生活習慣があります。カフェインを含むコーヒーやお茶の飲み過ぎや生活が不規則だったりすると、症状が悪化しやすいそうです。

男性よりも女性が多い

記事では男性のケースが紹介されていましたが、むずむず脚症候群は男性よりも女性の方がかかりやすいとされています。鉄分が不足して貧血になる「鉄欠乏性貧血」になることが多いからかもしれません。また、基本的に高齢になるほど患者数は増える傾向がありますが、若くてもなることがあるそうです。若い場合は、遺伝的な要因が多いらしく、記事で紹介されていた専門家のところには、月に一人の割合で6歳未満の子供が来るそうです。若い人は、症状の進行が遅いですが、高齢の場合は急に進む場合もあるので注意が必要です。

治療は薬が中心

むずむず脚症候群の治療は薬が中心です。ドーパミンの代わりとなる薬を投与することで症状が改善するみたいですが、その他にも鉄分の摂取もあるようです。ただ、飲み薬だと眠くなる副作用があるみたいで、夜寝るときには丁度いいですが、昼間に例えば車の運転や、若ければ学校や職場で支障がありました。最近は、新しい貼り薬で保険が適用されるようになったそうです。貼り薬は、皮膚から少しづつ成分が体の中に浸透するので、眠くなるといった副作用が少なく、効き目も長いのが特徴です。ただ、もしかしたら飲み薬よりも効き目が弱いかもしれません。昼間は貼り薬、夜寝るときに飲み薬といった使い分けがいいかもしれません。また、生活習慣の影響もあるので、生活習慣の改善の指導もあるそうです。

誤診の可能性もある

注意が必要なのは、医師の診察を受けるときです。最近は、認知度が高まってきたため、医師の間でも知られるようになってきたみたいですが、時々別の病気をむずむず脚症候群と間違ってしまうことがあるそうです。例えば、下肢静脈瘤や向精神薬の副作用による足の不快感が間違ってむずむず脚症候群と判断された例があるそうです。なので、記事では、気になる場合は神経内科、精神科や睡眠の専門医をの診察を受けることが勧められています。ただ、現在のところむずむず脚症候群のついて詳しい医療機関を紹介する学会などの仕組みがないため、受診前には診療可能かを一度確認したほうがいいそうです。

いかがでしたか。

むずむず脚症候群は、足がむずむずして気持ち悪くなります。ただ、この病気を知らない人にはなかなかわかってもらえないかもしれません。ただ、夜眠れなくなったり、じっとできないと仕事等生活にも様々な影響があります。気になる方は、一度専門医の診察を受けられてはいかがでしょうか。