【書評記事】「看護師のための睡眠実践法」の紹介

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今回は、日本医療企画から出版されている「看護師のための睡眠実践法」を紹介します。


目次
基本データ
著者紹介
本の特徴
こんな人にオススメ
目次と簡単な内容紹介
本の感想


基本データ

  • 著者 田中智恵子、長田梨那ほか
  • 出版社 日本医療企画
  • 価格 1500円+税

著者紹介

この本は6人の方の共著になっています。すべて、心療内科医院のベスリクリニックのスタッフです。このクリニックでは、HPを見る限り、投薬に頼らない治療をしているそうです。また、最近ではコロナの後遺症の診察・治療もしているみたいです。

本の特徴

本の内容は、看護師向けに書かれた睡眠のとり方の指南書です。睡眠の仕組みも一通り説明されています。看護師の人は、シフト勤務が多いので、シフト勤務や交代勤務でいかにいい睡眠をとるかについて書かれています。看護師という呼び方が定着して久しいですが、女性の方が多いのか、本の内容も女性向けが多い印象。ただ、シフト勤務や交代勤務に特化した本は少ないので、勤務形態次第で参考にならない部分もあるとは思いますが、シフト勤務や交代勤務の人は読む価値があると思います。

こんな人にオススメ

  • 看護師の方
  • シフト勤務・交代勤務の方

目次と簡単な内容紹介

第1章 知っているようで知らない睡眠の基礎知識

この章では、睡眠に仕組みについて簡単に説明されています。

看護師の7割が睡眠不足によるヒヤリ・ハットの体験をしているというものです。

引用:「看護師のための睡眠実践法」

ハインリッヒの法則によると、300件のヒヤリ・ハットから1件の重大事故につながるとされます。7割の看護師の方が、ヒヤリ・ハットを経験しているのであれば、医療事故が起きてもムリはないかも。医療現場の睡眠を改善すると、医療事故も減るかもしれない。ただ、他の産業と違い、医療は自動化が難しいし、急患は時間を選ばないので、難しいとは思うが。

深部体温は朝から上がり続け、17時頃に最も高くなります。この時間が、一日のうちでも最も覚醒している元気な時間ということです。最も低いのは朝の4時頃です

引用:「看護師のための睡眠実践法」

体温も体内リズムの影響を受けています。これは、朝6時に起きている場合。ちなみに、起きる2時間前が一番低く、起きてから11時間後が一番高くなります。

第2章 セルフケアでできる睡眠改善法

この章では、自分の睡眠を良くするための簡単な生活習慣などが、悩み別に紹介されています。

「今日は◯時と◯時に目が覚めた」「いつも◯時に目が覚めるんだよね」という人がいます。これは、覚醒時に時計を見ることで、脳に起きる時間がインプットされ、習慣化してしまっているのです。

引用:「看護師のための睡眠実践法」

トイレ等で目が覚めたときに時計を見てしまうと、体が起きる時間と勘違いしてしまい、次の日も同じ時間に目が覚めやすくなってしまいます。また、「あと何時間」と無意識に残り時間を計算してしまうので、頭が起きてしまい寝付けなくなる可能性もあります。途中で起きても時計を見ず、寝ることに集中したほうが睡眠の質は上がりやすいので気をつけましょう。

第3章 気合、若さ、薬に頼らない睡眠のお悩み解消アドバイス

この章では、睡眠の悩みにアドバイスをする形で、睡眠をよくするテクニックが14例紹介されています。

眠る前に日記を書くと感情が揺さぶられ、変な夢を見やすいと言われていますので、おすすめできません。

引用:「看護師のための睡眠実践法」

日記は睡眠にいいかは賛否が分かれます。1日を簡単に振り返り感情的なことはあまり書かなければ寝る前でも大丈夫だと思います。どうしても書く時間がない場合は、ネガティブなことはあまり書かないようにして、ポジティブなことを書くようにしましょう。

第4章 看護師ライフを変える不規則勤務克服法

この章では、交代勤務やシフト勤務での睡眠を良くするポイントが紹介されています。

第5章 心身の健康を維持する簡単睡眠療法

この章では、女性向けに、月経前症候群(PMS)や月経前気分障害(PMDD) 、睡眠時無呼吸症候群など、注意すべき病気が簡単に解説されています。最後には、睡眠薬についても簡単にかかれています。

体重増加に伴い喉の内側に脂肪がつき、さらに太りすぎると舌にも脂肪がつき、気道を塞いでしまうことがSAS発症の原因となります。

引用:「看護師のための睡眠実践法」

SASとは、睡眠時無呼吸症候群のこと。女性は閉経後に不眠に悩む人が多くなるそうです。ホルモンのバランスも男性に近くなるため、睡眠時無呼吸症候群になりやすくなるそうです。

本の感想

僕自身は、シフト勤務や交代勤務ではないので、勉強するというニュアンスの方がおおきいですが、それでも実際の事例に基づいたアドバイスも有り、いろいろ勉強になった本でした。

いかがでしたか。

今回は「看護師のための睡眠実践法」という本を紹介しました。シフト勤務や交代勤務で睡眠に悩んでいたら、一読をオススメする本です。