【書評記事】「睡眠障害」の紹介

こんにちは。管理人の井口です。

今回は、角川新書から出ている「睡眠障害」という本を紹介します。


目次
基本情報
著者紹介
本の特徴
こういう人にオススメ
目次と簡単な内容紹介 
本の感想


基本情報

  • 著者 西野精治
  • 出版社 角川新書
  • 価格 900円+税

著者の紹介

著者は、スタンフォード大学睡眠生体リズム研究所所長の西野精治教授です。著書の「スタンフォード式最高の睡眠」は、あまりにも有名。ちなみに、ご専門は、睡眠障害のナルコレプシーの研究だそうです。

本の特徴

睡眠の病気である睡眠障害を広く浅く、わかりやすく書かれています。広い意味で、睡眠不足も含めているためか、睡眠不足の弊害についての記述も。メインは病気の解説で、快眠するための方法のページ数は少なめ。快眠するための方法は、西野先生の著書なら、ベストセラーになった「スタンフォード式最高の睡眠」かPHP新書から出ている「スタンフォード式熟睡の習慣」がオススメです。

「スタンフォード式最高の睡眠」と「スタンフォード式熟睡の習慣」については、過去に書評記事を書いているので、参考にしてください。

「スタンフォード式最高の睡眠」の紹介
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こういう人にオススメ

  • 睡眠の病気に興味がある人

目次と簡単な内容の紹介

第1章 日本人の睡眠が危ない!

この章では、主に睡眠不足のさまざまな弊害について書かれています。

睡眠についてわかっていることは、まだ1割にも満たないにではないかとわたしは思っているほどです。

引用:「睡眠障害」

実は、レム睡眠が発見されてからまだ、70年くらいしか経っていないそうです。そういう意味でいうと、まだ1割にも満たないというのもうなずけます。

日本国内における詳細な数字は把握できていませんが、サプリメントに頼っている人が多いかもしれません。

引用:「睡眠障害」

別の本では、日本では眠れない場合にアルコールに頼る人が多いそうです。ただ、アルコールは睡眠薬と似たような働きがあり、眠るために飲むと依存になりやすくなります。ストレス解消にお酒を飲むのはいいですが、ほどほどにしましょう。

第2章 睡眠障害と睡眠薬

この章では、睡眠薬について詳しく書かれています。また、認知行動療法についても簡単に書かれています。

睡眠は英語で「フラジャイル=壊れやすい、もろい」と表現されることがあるように、内的要因、外的要因、身体要因など、さまざまな影響を受け乱れやすいものなどです。

引用:「睡眠障害」

僕は、睡眠アプリで睡眠を測って改善していますが、つくづく思うのが、「睡眠は難しい」です。生活習慣、食事、その日の活動や心理状態でもすぐに変化してしまいます。とくに、現代人は運動不足で睡眠の質が悪くなりがちです。あまりこだわる必要もないですが、安易に睡眠薬やアルコールに頼ると、後々大変になるのでよく眠れない方は、生活習慣から見なおすことからはじめてはいかがでしょうか。

睡眠薬を処方された人は、薬を飲んだというだけで安心して眠れることがあります。実は、薬効がまるでない薬でも眠れる時があるのです。

引用:「睡眠障害」

睡眠薬は寝付きを良くするだけの効果しかないと言い切って言る研究もあります。さすがにそこまではいかなくても、寝付きが心理状態に左右されるのは確かです。眠る前はリラックスして過ごすことが何よりも大事だと思います。

第3章 「日中眠くなる」という睡眠障害

この章では、睡眠障害の中でも、昼間に眠くなる症状や睡眠が悪くなることで眠くなることがある病気が紹介されています。

日本の睡眠専門医のクリニックを訪れる患者さんの7~8割もが、睡眠時無呼吸症候群だとされます。

引用:「睡眠障害」

かかりつけの医師には、「最近眠れない」と相談することはあるかもしれませんが、睡眠の専門医だと、「睡眠の病気かも」と思わないと行かないでしょう。睡眠障害では、睡眠時無呼吸症候群が一番知られているので、当然睡眠時無呼吸症候群の患者さんが多くなります。一般の人への周知も必要ですが、気軽に睡眠について相談できるところも必要かもしれません。

第4章 生体リズムを乱す睡眠障害

この章では、主に体内時計が狂うことで起こる睡眠障害について書かれています。

メラノプシンが発見される前の1990年代後半に「膝の裏に」に受容体があると科学雑誌に掲載されたことがありました。

引用:「睡眠障害」

膝の裏に光を当てたら目が覚める、時差ボケが解消されると考えるとちょっとおもしろいです。発表した研究者の人は実際に当てたのでしょうか。

スマートフォンで子どもたちが眠れないというのは、照度の問題よりも、操作している時間の長さに問題があると見ています。

引用:「睡眠障害」

子どもは大人よりも光の感受性が高いので、ブルーライトの影響を受けやすいそうです。もちろん、スマホのゲームやSNSの刺激も問題です。まだ、脳の発達が未熟なので、自分からやめることが難しいかもしれないので、大人がしっかりと管理しないといけないかもしれません。

生体リズムの視点からすすめられないシフトはあります。それは、製造業の生産ラインで多い、昼夜二交代制を1〜2週間で行っているケース。

引用:「睡眠障害」

僕が働いている工場は、1直2交代で4日勤務です(僕は昼の常勤ですが)。なので、かなり体の負担が大きいシフトだと思います。ただ、シフトを細かくすると、当然人が必要になり人件費がかかります。僕の素人考えですが、これからは工場でも、シフトを細かくするが給料を抑えて、副業を許可するといったところが増えるかもしれません。

第5章 子ども、高齢者、女性の睡眠障害

この章では、子どもや高齢者、女性に特有の睡眠障害について書かれています。

第6章 睡眠負債を解消するために

この章では、快眠するためのコツが簡単に書かれています。

わたしは、電車での居眠りくらいしてもいいのではないかと思っています

引用:「睡眠障害」

最近読んだ本では、10〜15分くらいの仮眠は、就寝5時間前までは夜の睡眠に影響が少ないと書かれていました。ただ、いつも寝ている時間になっても眠たくならないのであれば、控えたほうがいいと思います。

実は、まとまった睡眠時間ー例えば7時間とか、8時間とか眠るほうがいいと考えられるようになったのは、人工的な照明ができてからのことです。

引用:「睡眠障害」

高齢になると、早く眠たくなり睡眠時間も短くなるので、睡眠を2回に分ける分割睡眠の方がいいという専門家もいます。完全にリタイヤしている人ならいいですが、まだ働いている人にはなかなか難しいかもしれません。

実は、飲酒による酩酊状態と、睡眠薬が出はじめた頃に主流だったノックダウン型睡眠薬の作用機序はよく似ています。

引用:「睡眠障害」

あまり知られていないけど、アルコールと睡眠薬は似たような働きがあります。アルコールは習慣性が強いらしく、眠れないからと睡眠薬代わりに飲んでいると、1週間ほどでまた眠れなくなるらしいです。どんどん量が増えていき、最終的にアルコール依存症になってしまいます。一度、アルコール依存症になると、アルコールをやめて少なくとも2~3年は睡眠が元通りにならないそうです。覚醒剤等の薬物依存もそうですが、一度なってしまうと治るにはかなりの時間と労力が必要なので、よくかんがえて飲むようにしてください。

本の感想

普通の睡眠の本には、あまり睡眠の病気については書かれていないので、勉強のために読みました。さまざまな病気についてわかりやすく書かれていてよかったが、普通の人はあまり読む必要がないかもしれません。睡眠の悩みがあり、生活習慣等を見直しても、なかなか改善しない場合に読むといいかもしれません。

いかがでしたか。

今回は、「睡眠障害」という本を紹介しました。

睡眠の病気について知りたい方は、一読の価値があると思います。

 

 

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