朝日新聞の「患者を生きる」を解説してみた⑨「その他の記事」

こんにちは、管理人の井口です。

朝日新聞の生活面の連載記事「患者を生きる」の解説シリーズ。今回は、「その他の記事」です。

朝日新聞の生活面の連載記事である「患者を生きる」の「眠る」シリーズの解説をしていますが、眠るシリーズでは、睡眠の病気である睡眠障害以外にも様々な病気が取り上げられています。ただ、僕は医師ではないので、すべての病気について解説することはできません。そこで今回は、睡眠障害以外の病気について、簡単に記事の内容を紹介していきます。

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目次
耳鳴り
夜尿症
筋ジストロフィー
オーバーナイト透析
喘息
夜間泌尿・過活動膀胱
認知症の介護
遺族のうつ


耳鳴り

耳が「キーン」という音や「ジー」という音がなる耳鳴りに苦しむ人は多いと思います。記事によると、耳鳴りは脳が過剰に興奮している状態だそうです。

そもそも聴覚は、思春期を境に少しづつ衰えるそうです。その衰えた聴覚をカバーしようと脳が過剰に興奮している状態が耳鳴りの正体ということです。睡眠に関しては、脳が興奮している状態なので寝付きにくくなります。

多少なら日常に支障はないですが、難聴も絡んでくると生活に支障が出るので、補聴器をつけることで症状が改善するそうです。

■【まとめて読む】患者を生きる・眠る「耳鳴り」 慌ただしい年末年始を終えてふと一息ついたところ、右の耳鳴りに気づいた山梨県の落合隆子(おちあい・たかこ)さん(62)。「耳の中にセミがいる」ほど悪化し、…

夜尿症

夜尿症というのは「おねしょ」のことです。小さい頃は大抵の子供はおねしょをしますが、大きくなるにつれて治ります。ただ、中には治らない子もいるようです。治療は寝る前にあまり水分を取らない等の生活習慣の指導や薬による薬物治療があるそうです。それでも、治らない場合、下着に小さなセンサーを付けて尿が出たら鳴るようにすることで、トレーニングする場合もあるそうです。ただ、完治するには時間がかかる場合もあるみたいです。

親御さんの注意点は、「本人を責めないこと」です。おねしょをしたら怒りたくなりますが、寝ている間のことで本人もどうすることも出来ません。そもそも「周りの友達はおねしょをしていないのに自分はしてしまう」と自分を責めがちなので、更に追い打ちをかけても自己肯定感や自尊心が下がるだけでいいことはないです。長く続くようなら病気なので、医師の診察を受けて親子で励まし合って治療してください。

■【まとめて読む】患者を生きる・眠る「夜尿症」 小学校に入っても、毎晩の夜尿(おねしょ)が続いていた東京都に住む男の子(12)。夜尿症と診断され、専門医のもとで治療することになりました。成果が現れ始め…

筋ジストロフィー

全身の筋肉が動かなくなる筋ジストロフィーも睡眠の問題があります。というのも、横隔膜や肋骨の間の筋肉で呼吸をしているからです。記事のケースでは、しっかりと眠ることができなくなったことがきっかけで、筋ジストロフィーとわかったみたいです。呼吸の筋肉も動かなくなるので、人工呼吸器が必須ですが、初めは鼻のところだけのタイプを使用することが多いようです。しかし、違和感から寝ている間にはずしてしまうため、鼻と口を覆うタイプを使う人が多いみたいです。

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オーバーナイト透析

オーバーナイト透析は、簡単言うと一晩かけて人工透析を行うことです。

血液を濾過する腎臓の機能が落ちると、余計な不純物を体外に排出できなくなります。そこで、必要になるのが人工透析ですが、通常は週3回、4~5時間かけて行うそうですが体に負担を大きいです。オーバーナイト透析は8時間かけてゆっくり透析を行うため負担が少ないそうです。ただ、一晩中機械のトラブルに対応する必要があるため、実施している医療機関が少ないのが実情です。

■【まとめて読む】患者を生きる・眠る「オーバーナイト透析」 兵庫県西宮市に住む大学職員、桜井恵一(さくらい・けいいち)さん(48)は腎臓の機能が低下し、「オーバーナイト透析」を受けています。通常の透析…

喘息

喘息は、子供がかかる小児喘息が知られていますが、大人になってから喘息になる人もいるようです。また、子供の場合は比較的進行が緩やかですが、大人の場合は進行が早いため注意が必要です。発作が起きて眠れない場合もあるため、薬で発作をコントロールすることが重要なので、主治医の先生とよく相談してください。

■【まとめて読む】患者を生きる・眠る「ぜんそく」 ある夏の夕方、神奈川県の坂本直美(さかもと・なおみ)さん(75)は突如、息苦しさに襲われました。それが30年以上にわたる、ぜんそくと向きあう日々の始ま…

夜間泌尿・過活動膀胱

年を取ると、夜寝ていてもトイレに行きたくなり起きてしまうことが多いです。一回程度ならいいですが、3回以上になると問題です。記事では、睡眠無呼吸症候群が原因のケースがありました。その因果関係はよくわかっていません。僕の素人考えですが、呼吸ができなくなり苦しくなって血圧が上がるからだと思います。女性の方は、閉経後は女性ホルモンが少なくなるため、内臓脂肪が付きやすくなるので、睡眠時無呼吸症候群になりやすくなるとされています。そういう意味では、男性よりも女性の方が気づきにくいかもしれないので気をつけてください。

■【まとめて読む】患者を生きる・眠る「夜間頻尿」 京都市の徳田美保(とくだ・みほ)さん(80)は、70歳になったころ、夜何度もトイレに起きるようになりました。眠りを妨げられ、困っていましたが、「年のせ…

また、別の記事では「過活動膀胱」が紹介していました。原因としてはこっちのほうが多いかもしれません。過活動膀胱というのは、簡単に言うと「膀胱が小さくなったりすることで、十分な尿をためることが出来なくなり、頻尿や尿もれになること」です。男性は前立腺肥大、女性は加齢や出産で膀胱を支える筋肉が緩むことが原因で起こることが多いようです。治療は主に薬物治療で、その他に生活習慣の指導や改善、尿を少しの間我慢することで尿をためるようする「膀胱訓練」というのもあるみたいです。頻繁にトイレに行くと大変ですし、外出も難しくなります。気になる方は泌尿器科を受診してください。

■【まとめて読む】患者を生きる・眠る「過活動膀胱」 昼も夜も関係なく襲ってくる尿意と尿漏れ――。奈良県の西田章子(にしだ・あきこ)さん(78)は、そんな症状に悩まされていました。薬を使っても改善せず、…

認知症の介護

日本のように少子高齢化になると、介護の問題が多くなります。自宅で介護をする場合は、介護する人の負担は計り知れないと思います。記事でも、母の介護のストレスで参ってしまうケースが紹介されていました。

記事のケースは、介護施設に入れることに抵抗があって自宅で介護をしていたが、認知症が進み症状がひどくなることで、最終的に徒歩20分ほどの所にある施設に入居させたようです。自宅で介護をしていると、自分ひとりで抱え込んでしまいやすいですが、誰か相談出来る人を持つことが重要です。また、本などで認知症のことを勉強することも必要です。勉強することで、なぜそんな行動をするのか理解できるようになるので、落ち着いて対処できます。認知症の家族の集まりに参加する等して、体験を共有するすると心の負担が減ります。

夜に徘徊するようになると、介護する人はなかなか眠れなくなります。記事では、原因は本人の恐怖感なので、夜でも部屋を明るくすることで改善出来るそうです。場合よっては、家族団らんの音を流すという方法もあるみたいです。

親孝行するという気持ちは立派ですが、自分ひとりでやろうとするとパンクして最悪うつ病になるかもしれません。自分が病気になっても親は喜ばないと思います。自分で出来ることをし、後は介護サービスを使う等、自分で出来る範囲の介護をしてください。

■【まとめて読む】患者を生きる・眠る「認知症の介護」 神奈川県の女性(59)はアルツハイマー型認知症の母親(86)の介護で、睡眠不足に悩まされてきました。夜中まで同じことを繰り返し尋ねてくる母親との生…

遺族のうつ

子供が先に亡くなったり、長年連れ添ったパートナーが亡くなることでうつ病になり、不眠になる人もいるようです。記事では奥さんに先立たれた人のケースが紹介されていました。家族の死は、最大のストレスなので、心が対処できなくなりうつ病になってしまうのでしょう。男性で多いのが、眠れないためアルコールを飲むようになり、依存症になってしまうことです。

記事では、まず薬を飲むことでうつ病を治すことから始めたみたいです。精神状態がなかなか戻らなければ、一度専門家に相談したほうがいいです。精神科の中でも「遺族ケア」「家族ケア」「グリーフケア」等の対応ができる医療機関での受診を記事では勧めていました。

誰でも家族を失うと悲しいです。ですが、「いつまでも泣いて暮らしていても亡くなった人は喜ばない」とはよく言われる言葉です。前を向きたくても向けない、眠れないといった症状がある場合は一度相談してもいいかもしれません。

■【まとめて読む】患者を生きる・眠る「遺族のうつ」 長年連れ添った妻を亡くした男性(81)は、胃の痛みや動悸(どうき)、不眠など原因不明の体調不良に襲われます。1年も経たないうちに、体重は10キロも減…

いかがでしたか。

眠るという行為は世界中誰でも毎日するので、関わる病気も多種多様です。ですが、人は眠らないと死んでしまいます。そういう意味でいうと命に関わることです。もし、体の不調で眠れなくなったら、一度医師に相談しましょう。