こんにちは。管理人の井口です。
今回は、幻冬舎から出ている「その睡眠が寿命を縮める」という本を紹介します。
目次
・基本情報
・本の特徴
・こういう人にオススメ
・目次と簡単な内容紹介
・本の感想
基本情報
- 著者 末松義弘
- 出版社 幻冬舎
本の特徴
一冊丸ごと、睡眠時無呼吸症候群を解説した本になります。著者の末松義弘さんは、専門は心臓血管外科ですが、筑波記念病院の睡眠呼吸センター長を務められています。専門ではないですが、基本的な知識はあるみたいです。
この本は、高血圧や他の病気の関係から、治療法まで詳しく書かれているので、睡眠時無呼吸症候群が気になる人は読んでみるといいかもしれません。その他、快眠する生活習慣なども書かれています。
こういう人にオススメ
- 睡眠時無呼吸症候群が気になる人
目次と簡単な内容の紹介
第1章 いびき、起床時の頭痛、日中の眠気… 身に覚えがあるあなたは「睡眠時無呼吸症候群」の疑いあり
この章では、睡眠時無呼吸症候群についての基本的な知識が書かれています。
かつては「ぐっすり眠っている証拠」といわれ、いびきは健康の証と考えられていました。しかし、最近は、いびきのメカニズムが判明したことで、体になんらかの不調が発生しているサインであることが知られるようになりました。
いびきがぐっすり眠っている証拠とは、少し信じられないが、いびきをかくメカニズムや影響がよくわかっていなかったから仕方ないかもしれません。
第2章 高血圧・心疾患・脳卒中…睡眠時無呼吸症候群は循環器疾患を合併する
この章では、睡眠時無呼吸症候群と高血圧などの生活習慣病との関係について書かれています。
第3章 軽度の症状には認知行動療法が効果的!睡眠時無呼吸症候群を改善するための18の習慣
この章では、睡眠時無呼吸症候群を改善するというよりも、睡眠そのものを改善するための生活習慣が書かれています。生活習慣が5つ、食事に関するものが8つ、運動に関するものが5つ紹介されています。
特に日本人は、海外に比べて睡眠薬の使用頻度が高く、依存性があるので容易に使用するには注意が必要です。
日本を含む世界10カ国の3万5327人を対象に、睡眠に関連する行動調査を行った研究でも、寝酒をする日本人の割合は30.3%でした。10カ国の平均が19.4%ですから、大きく上回ることがわかっています。
日本が睡眠薬の使用頻度が高いのはやや意外。ただ、海外と比べると規制が緩いそうなので、医師が処方しやすい面はあると思う。あと、先進国は途上国を比べると軒並み多いそうです。
どちらかというと、睡眠薬よりもお酒やアルコールに頼る人が多い印象。ただ、寝付きはいいが、睡眠は浅くなりやすく途中で目を覚めることが多いので、睡眠にはデメリットが多いのでやめた方がいいです。
なお、一度アルコール依存症になると、お酒をやめても2〜3年は普通のようには眠れないそうです。
第4章 重症の疑いがあるなら即治療 原因や症状にあわせた睡眠時無呼吸症候群の正しい治療法
この章では、睡眠時無呼吸症候群の治療法について書かれています。
第5章 がん・認知症・うつ病の予防に効果あり 良い睡眠で心も体も健康になる
この章では、睡眠の役割や快眠することのメリットが書かれています。
本の感想
治療法やさまざまな病気の関わりなどいろいろ書いてあったけど、多くの人が知りたいであろう、いびきを軽減する方法は書いていないのが残念。多分、専門外だからかけなかったのかもしれません。
いかがでしたか。
今回は、「その睡眠が寿命を縮める」という本を紹介しました。
睡眠時無呼吸症候群が気になったり、家族のいびきがひどい場合は一度読まれてはいかがでしょうか
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