GABAを摂ると睡眠が深くなる理由とその活用法

こんにちは 管理人の井口です。
今回のテーマは「GABA」です。
先日、TBS系列のジョブチェーンという番組で、睡眠負債を減らすためにGABAを摂取しようという内容の放送がありました。今回は、なぜGABAを摂ると眠れるのか、何を食べればいいか等GABAの摂取について解説していきます。
 番組のHPには詳しい内容は無かったのですが、こちらのサイトにあったので、見ていない方はどうぞ。


目次
GABAを摂るとなぜ眠れるのか
GABAが多く含まれている食材
カフェインを多く摂る人は摂取した方がいい


GABAを摂るとなぜ眠れるのか

 GABAは、抑制系の神経伝達物質で脳の興奮をしずめ、働きを抑える働きがあります。なので、GABAが働くと脳が動かなくなり眠くなります。

 実は、わざわざ自分で摂らなくてもGABAは自然に分泌されます。脳に睡眠物質が溜まると、自然にGABAが分泌されて眠くなります。ただ、カフェインを摂るとGABAの分泌が邪魔されて眠くならなくなります。カフェインとGABAの関係を詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ(『意外と知らないカフェインの眠気覚ましのメカニズム』)。

現代人はほとんどの人はカフェインを摂っているので、その分GABAが分泌されてないと思います。GABAを摂るということは、自動で入る眠気のスイッチを手動で入れるようなものです。

番組では、眠りの深さと共に寝付きも良くなってましたが、GABAには、リラックス効果もあるといわれています。その効果もあるかもしれません。

GABAの摂取は眠気のスイッチを手動でいれるようなもの。

GABAが多く含まれている食材

番組ではキムチが紹介されていました。少し調べたらやっぱりキムチが一番多いみたいです。他にも、漬物や果物、野菜に多く含まれています。その他の含有量ベスト3は、トマト、ジャガイモ、温州みかんです。それぞれ、100g中に62.6mg、35mg、28.9mg含まれています。温州みかんは、熟成させた「貯蔵」の方が、含有量が多いです。

詳しい含有量が知りたい方は、こちらのサイトをどうぞ。ただ、キムチの含有量は載ってません。キムチの含有量は、100g中150mgです。

ギャバが含まれる食品一覧|含有量が高いのは穀物・野菜・果物類
ギャバはアミノ酸の一種であるため色々な食品に含まれています。よく発芽玄米の含有量が高いと巷でいわれていますが一部の野菜や果物にも豊富に含まれているものはあります。

ちなみに、GABAと同様に摂ると睡眠が深くなる栄養素にグリシンがあります。ただ、グリシンは、睡眠に活かすためには、寝る前に3g摂取しないといけません。3g以下だと効果が無いといわれています。GABAは一日10mg~50mgだといわれているので、GABAの方が摂りやすいです。ビールにも、1缶当たりだいたい30mgのGABA画含まれています。ですが、よく眠れるからといって睡眠薬代わりに飲むと、習慣になってしまい、依存症になる危険が出てきます。飲むのであれば、ノンアルコールビールにしましょう。

アルコールと睡眠の関係について詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。「アルコールの睡眠への影響と付き合い方」

GABAは、即効性があるので摂るのは夕食がオススメです。

GABAは、漬物や果物、野菜に多く含まれている。

カフェインをよく摂取する人は摂取した方がいい

カフェインはGABAの分泌を邪魔するので、カフェインをよく摂る人は摂った方がいいです。ただ、漬物は塩分が多いので、食べ過ぎないように気をつけてください。

後は、カフェインの摂取量を減らそうと考えてる方にもオススメです。カフェインの摂取量を減らすと離脱症状(禁断症状)が出ます。主に眠気や無気力ですが、これは、溜まっている睡眠物質が原因なので、GABAを摂取して前もって減らしておけば緩和されると思います。

カフェインをやめたい、または減らしたい方はこちらの記事を参考にして下さい。「カフェインをスムーズにやめるコツ」

GABAは、カフェインの摂取が多い人は摂ったほうがいい。また、カフェインの摂取量を減らしたい人にもオススメ。

いかがでしたか

カフェインをよく摂る人は、不眠が心配だと思います。自分でGABAを摂ればスイッチを手動で押すことになるので緩和されると思います。ただ、毎日摂らないといけないので漬物で摂る際には塩分に気をつけましょう。

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