睡眠と記憶の密接な関係

こんにちは 管理人の井口です。

今回のテーマは「記憶」です。

語学や資格の取得のために社会人になっても勉強してる人は多いと思います。ですが、仕事が忙しくて睡眠不足になると、なかなか覚えられずに結果は出なくなってしまいます。そこで今回は、睡眠と記憶の関係を、睡眠学習という言葉の意味から睡眠を学習に活かすコツまで見てきたいと思います。


目次
「睡眠学習」の本当の意味
睡眠不足だと記憶力も落ちる
睡眠を活かすベストタイミングは3時間前
体の記憶の注意点
今回のポイント


「睡眠学習」の本当の意味

「睡眠学習」という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。この言葉の本当の意味は、「寝ている間に記憶が定着する」という意味です。

どういうことかというと、以前に夢に関する記事で書きましたが(夢に関する記事はこちら『夢の正体は何なのか』)、人は睡眠中にその日にあったことを整理して大事なものを記憶しています。特に、夢を見るレム睡眠中に記憶が整理され定着すると言われています。レム睡眠は睡眠の後半に多く出るので、睡眠時間が短いと必要な時間のレム睡眠が確保されないため、記憶が定着せずにせっかく勉強したことも忘れてしまいます。

また、睡眠はひらめきを促す効果があるとも言われています。これも睡眠中に記憶の整理が行われたために、バラバラだった事柄が結びついたためだと思います。ちなみに、深いノンレム睡眠はいらない記憶を消去する役割があり、ひらめきを促す効果はノンレム睡眠の方が大きいそうです。

睡眠不足だと記憶力も落ちる

睡眠不足だと記憶が定着しないうえに記憶力そのものも落ちます。アメリカの大学の実験では、約44%も落ちる結果が出ています。

なぜかというと、先述したように、睡眠中に記憶の消去・整理・定着が行われるのですが、睡眠時間が短いとこれらの働きが十分に出来ません。つまり、前日に覚えた様々なことがまだ頭に残っていて、新しい事柄を覚えるスペースが少ないからだと思います。よく「あれ、何だっけ」と度忘れすることがありますが、これは睡眠不足で頭の中が整理されていないことも一つの原因です。

また、睡眠不足だと頭が働かないので、勉強の効率そのものが悪くなります。

睡眠を活かすベストタイミングは3時間前

では、記憶における睡眠の機能を最大限に生かすベストタイミングはいつかというと、寝る3時間前です。

睡眠中の記憶の整理や定着は新しい事柄から行われていくので、覚えたい事柄を寝る直前に勉強するといいです。ただ問題は、寝る直前というのはやはり眠たいので勉強がはかどらないかもしれません。

あと、午前中に勉強するのもいいです。ただ、その代わりお昼に仮眠を取ることが条件です。仮眠でもある程度の記憶の整理や定着が行われるので、その効果を狙うわけです。仮眠については、まだ後日に記事を書きます。

体の記憶の注意点

体を動かす技術などの記憶は注意が必要です。

というのも、あまり激しく動くと体温が上がって脳が覚醒してしまうので逆効果になります。楽器の演奏などあまり体動かさないのであれば寝る直前でもいいですが、ゴルフや野球のバッティングの素振り等は確認するぐらいなら大丈夫ですが、何十回と振ると汗をかいて脳が起きてしまうのでダメです。そういう場合は、4時間前くらい前にやるか午前中に練習しお昼に仮眠をとりましょう。

今回のポイント

睡眠中に記憶の消去・整理・定着が行われ、睡眠不足になると記憶力が落ちる。

勉強のベストタイミングは寝る3時間前。午前中に勉強する場合はお昼に仮眠を取る。

いかがでしたか。

資格の勉強以外にも趣味などでいろいろ覚える必要があることも多いと思います。是非今回の記事の内容を活かして楽しく学び上達してください。

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