こんにちは 管理人の井口です。
今回のテーマは「昼間の眠気」です。
夜、ちゃんと寝ているはずなのに、昼間眠たいということはありませんか。眠いままだと集中力は落ちるし効率も悪くなります。眠気覚ましにカフェインを取るのもいいですが、しっかりと原因を対処したほうがいいです。そこで今回は、昼間の眠気の主な原因を2つあげます。また、昼食後の眠気についても書いていきます。
目次
・昼間の眠気の主な原因
・昼食後の眠気について
・今回のポイント
昼間の眠気の主な原因
昼間の眠気の考えられる主な原因は次の二つです。
-
睡眠の質が悪い
まず一つ目は、「睡眠の質が悪い」ことです。
睡眠時間が長くても睡眠の質が悪い、つまり眠りが浅いために、脳にたまっている睡眠物質が消化しきれずに睡眠負債なっている可能性があります。睡眠負債がある上に、日中の活動でさらに睡眠物質が増えるので眠たくなります。
この原因の場合は、少しでも消化しようと起きる間際まで深く眠ろうとするので寝起きが悪い場合が多いです。もし心当たりがあるなら睡眠の質を高めましょう。
睡眠の質を高める方法を詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。「睡眠の質を上げる方法はこれだ!」 -
脳の覚醒度が低い
もう一つの原因が「脳の覚醒度が低い」ことです。
脳の覚醒度はいわば起きようとする力なので、その力が低いということは、眠ろうとする力である眠気に負けやすくなってしまいます。
この原因の場合は、2時間おきに眠くなったり、すっきりしたりする波がある場合が多いです。覚醒度を上げるためにはカフェインを摂るほかに、運動するのも効果があります。おすすめは、睡眠ホルモンのメラトニンの材料となるセロトニンの分泌を促すことです。
セロトニンを増やす方法を詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。「セロトニンを増やしてぐっすり眠ろう」
また運動について詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。「快眠するための運動のポイントと注意点」
以上の二つが考えられる主な原因ですが、例えば「朝になかなか起きられずぎりぎりまで寝ていて、朝ご飯を食べずに出て行く」というような、二つの原因の複合型も考えられます。なので一度自分の生活を見直すと良いでしょう。
昼食後の眠気について
昼食後の眠気は誰にでもあります。昼食後というか起きてから8時間後に一度眠たくなります。「お腹がいっぱいなったから」と言われていますが、食事の時間を変えても、量を減らしても眠たくなることが実験によりわかっています。
昼食後の眠気の原因は以下の三つです。
-
ウルトラディアンリズム
一つ目の原因がウルトラディアンリズムです。ウルトラディアンリズムは、体内リズムの一つでリズムの周期が一日よりも短いリズムを指します。眠気のリズムは2時間ごとに来るので、ちょうどその波に当たるわけです。ウルトラディアンリズムについてはこちらの記事でも紹介しています。「一日よりも短いリズム、長いリズム」
-
8時間分の疲労
二つ目の原因が8時間分の疲労です。そもそも人間は16時間も起きている動物なので、途中で一度たまっている疲労を回復しようとするためです。
-
オレキシンの減少
3つ目の原因はオレキシンが減少したためです。オレキシンは、空腹と覚醒の作用があるホルモンです。昼食をとり血糖値が上がったため覚醒の作用があるオレキシンが減少し覚醒度が下がるので眠たくなるわけです。
オレキシンについては、こちらの記事でも紹介しています。「個性的な脇役のホルモンたち」
昼食後の眠気は誰にでもありますが、そのままにしておくと睡眠物質がたまり続けるので午後のパフォーマンスに影響が出てしまいます。影響を抑えるには仮眠を取るのがおすすめです(仮眠について詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。「効果的な仮眠のポイントと注意点」)。また、仮眠をとって頭がボーッとする人は、睡眠負債がたまっている可能性があるので、一度自分の睡眠を見直したほうがいいかもしれません。
今回のポイント
いかがでしたか。
日中の眠気は、仕事する上では邪魔です。今回の記事を参考に、日中の眠気を少しでも改善して充実した毎日を送ってください。