快眠するための掛け布団のポイント

こんにちは 管理人の井口です。

シリーズ寝具

今回のテーマは「掛け布団」です。

掛け布団は、枕や敷き布団に比べると重要視されていないと思います。もちろん、いろんな厚さのものがあり、毛布もあるのでぶっちゃけるとその他の寝具ほどは重要じゃないです。しかし、快眠するために押さえるべきポイントはあります。今回は、掛け布団のポイントと羽毛布団についての基礎知識を書いていきます。


目次
掛け布団の条件
重ね掛けはあまり良くない
毛布と掛け布団の順番
掛け布団は翌日の最低気温で決める
羽毛布団の基礎知識


掛け布団の条件

掛け布団の条件は、保温性はもちろんですが、それ以外に軽いことが必要です。特に真冬の時には、軽くて暖かい掛け布団が活躍します。後ほど詳しく書きますが、寒いからといって掛け布団の重ね掛けはやめたほうがいいです。あまり、掛けすぎて重くなると睡眠の質に影響が出ます。

重ね掛けはあまり良くない

先程も書きましたが、寒いからといって掛け布団を何枚もかけるのはお勧めしません。布団の重みで寝苦しくなってしまいます。

布団の中が大体32~34℃くらいだと、快眠しやすいといわれています。もし、これより暑ければ、無意識のうちに寝返りをして布団の中の温度を保ちます。ですが、掛け布団を何枚も掛けていたり、掛け布団が重すぎたりすると、寝返りした時に布団があまり持ち上がらないので、布団の中の温度調節が不十分になります。その結果、必要以上の寝返りをしてしまいます。

また、寝返りする時に必要以上の力が必要になるので、あまり疲れが取れなくなる可能性があります。暖かく保温性の高い掛け布団を使用し毛布や敷きパッドを併用するといいです。

毛布と掛け布団の順番

実は毛布と掛け布団のかける順番で暖かさが違ってきます。

毛布→体→掛け布団

一番暖かくなるのが、毛布の上に寝て掛け布団を掛けるという順番です。体温の熱は、掛け布団の方向よりも、敷布団を通して床に逃げる方が多いため、それを毛布で逃げないようにすると暖かさが続くわけです。
しかし、一つ欠点があって、真冬の時に部屋の気温しだいでは、掛け布団では保温が追いつかずに寒くなる可能性があります。その場合は、2番目の順番に保温性が高い敷きパッドを併用するといいです。敷きパッドについて詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ「快眠する為の敷きパッドの知識と選び方」

体→掛け布団→毛布

体の上に掛け布団を掛けて、その上に毛布を掛ける順番が、2番目に暖かいです。この順番だと、毛布が掛け布団の中の空気の熱が逃げるのを防いでくれるので、暖かさが長続きします。

体→毛布→掛け布団

一番暖かくならないのが、体の上に毛布をかけてその上に掛け布団という順番です。この順番では、布団の中の空気が少ないので、あまり暖かくならないです。また、もしベッドで寝ている場合、寝返りで毛布や掛け布団が落ちてしまう可能性があります。

掛け布団は翌日の最低気温で決める

季節の変わり目などで気温の変化が激しい時に、掛け布団を変えようか迷う人もいると思います。僕の場合は、翌日の最低気温で掛け布団を決めるようにしています。寒かったりすると明け方頃に目が覚めてしまうからです。もちろん寝るときは暑かったりもしますが、足を出す、お腹だけ掛けるようにする等工夫をしています。

羽毛布団の基礎知識

羽毛の種類

寝具に使われている羽毛は、主に水鳥の羽が使われています。寒冷地に生息するので保温性が高い特徴があります。主に3種類の鳥から取れる羽が使われて、鳥の種類によって4つのランクに分けられています。鳥の種類とランクは以下の通りです

  • ダックダウン

    アヒルの毛です。一番価格が安く、保温性や耐久性もそれほど高くありません。臭いがあることもあるそうです。

  • マザーグースダウン・グーズダウン

    マザーグースダウンとグーズダウンは、共にガチョウの毛が使われています。保温性や耐久性は非常に優れています。

    マザーグースダウンは、子供を産むために育てられている親鳥のことで、越冬するために羽毛が発達しているので羽毛が多く取れます。そのため、普通のグーズダウンよりも価格はやや安くなります。

  • アイダーダックダウン

    アイダーダックダウンは、極寒地域に生息する野生の鳥の羽毛です。保温性や耐久性は大変優れていますが、希少で年間の採取量も制限されているそうです。なので、価格も非常に高価で最高級羽毛布団の材料になります。

目安はダウンパワーの数値

羽毛布団を買う際に参考にして欲しいのが、ダウンパワーです。ダウンパワーとは、羽毛がどれだけふわふわかを表す数値です。この数値が、大きいほど、ふわふわで保温性が高いことを表します。目安としては、400ダウンパワー以上のものを選ぶといいです。

また、羽毛製品共同組合が発行している「ゴールドラベル」もあわせて確認しましょう。以下の4種類のグレードがあります。

  • プレミアムゴールドラベル(黒・440ダウンパワー以上)
  • ロイヤルゴールドラベル(ベージュ・400ダウンパワー以上)
  • エクセルゴールドラベル(赤・350ダウンパワー以上)
  • ニューゴールドラベル(金・300ダウンパワー以上)

ただ、メーカーや店舗によっては、ゴールドラベルをつけていないところもあるので気をつけてください。

いかがでしたか。

掛け布団は、他の寝具と比べると重要度は低いですが、それでも快眠したいのであれば、おろそかには出来ません。今回の記事を参考に掛け布団を見直されてはいかがでしょうか。

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