こんにちは 管理人の井口です。
シリーズ寝具
今回のテーマは「寝具の寿命とお手入れ」です。
寝具は毎日使うものなので、いつかは寿命が来ます。そのまま使えなくはないのですが、寝具の機能が落ちるので快眠しにくくなったり、体に不調が出たりします。また、間違ったお手入れの方法をしていると、せっかくの寿命が短くなる可能性もあります。そこで今回は、主な寝具の寿命の目安から、お手入れの注意点まで書いていきます。
目次
・寝具の寿命の目安
・お手入れの注意点
枕が最優先
天然素材は晴れた日に干すのが基本
人工素材は要注意
あまり叩きすぎない
寝具の寿命の目安
それぞれの主な寝具の寿命の目安は、以下の通りです。
寝具 | 寿命の目安(年) |
枕 | 1~5 |
マットレス | 7~10 |
敷布団 | 3~5 |
枕がちょっと幅ひろいのは素材によるからです。硬めのパイプなら耐久力がありますが、柔らかい綿ならもう少し短いかも知れません(枕の素材について詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ『主な枕の素材の特徴まとめ』)。
マットレスは、年数がたってくると、どうしても腰など重い部分が凹んできます。そうなると、その部分が沈んで負担が来るので変えましょう。また、ウレタンがへたって、スプリングに直に当たるようになったら、買え時です。裏ワザ的ですが、敷布団を上に敷いて使い続けるのも手ですが。ただ、その場合、布団を干したりする手間がかかります。
マットレスの記事にも書きましたが、長持ちさせるためには、定期的に向きを変えたり裏返しにすることです(マットレスの記事はこちらです『マットレスの3つの種類とその特徴』)。
敷布団は、この数字は普通に畳の上に敷いて使った数値です。敷布団の記事でも書きましたが、フローリングの上に直接敷いていると、この数値よりも短くなります。フローリングの場合は、布団用のマットレスを使いましょう(敷布団の記事はこちらです『快眠するための敷布団のポイント』)。
掛け布団は、季節や気温によって使い分けるので、長く持つと思います。でも、いくら干しても重いと感じるようになったら買い換えた方がいいと思います。
お手入れの注意点
寝具は、お手入れにいくつか注意点があるので紹介します。
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枕が最優先
寝具の中で、一番お手入れが必要なのが枕です。
人は睡眠中に約コップ一杯分くらいの汗をかくと言われていますが、その大半が頭から出ています。また、枕は顔等の皮脂の汚れもつくので雑菌が増えやすくなります。なので、汗の水分を飛ばすためにこまめに干しましょう。
また、枕カバーもこまめに洗濯をしましょう。そば殻の場合は、天日干しよりも陰干しがいいです。乾燥しすぎると、劣化して粉末になりやすくなります。
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天然素材は晴れた日に干すのが基本
天然素材の敷布団、掛け布団は、天日干しが基本です。もちろん布団乾燥機でもいいです。綿は、汗を吸収しますが発散はしないのでこまめに干す必要があります。
羽毛布団の場合は例外で陰干しがいいです。というのも、熱くなりすぎると劣化してしまうそうです。なので、布団乾燥機を使う時も温度に注意してください。また、強く叩くと中の羽毛が壊れることがあるので注意してください。
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人工素材は要注意
人工素材の場合は、材質に注意が必要です。ポリエチレン等は天日干しでも大丈夫ですが、ウレタン系は天日干しはNGです。紫外線で劣化してしまいます。特に気をつけたいのがマットレスです。マットレスは基本的にそのままで大丈夫ですが、窓からの直射日光に当たると劣化してしまうので気をつけて下さい。
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あまり叩きすぎない
昔から布団を干したら、取り込むときによく叩いていました。ですが、叩きすぎるのはあまりよくないです。
というのも、水分が飛んでふっくらしている所に力いっぱい叩くと、中材が壊れる可能性が出てきます。壊れてバラバラになった物が埃です。つまり、あまり叩きすぎるとゴミを減らすどころか増やすことになりかねません。
一番いいのは、叩かずに取り込み掃除機をかけることですが、僕自身手間なのでやってません。簡単に叩いて取り込んでいます。もし、ハウスダストのアレルギーがある方は、叩かずに掃除機をかけたほうが安全です。
いかがでしたか。
せっかくいろいろ吟味して、お気に入りの寝具を購入しても、お手入れの方法を間違ってしまい、すぐにだめにしたら素も子もないです。是非今回の記事を参考にして、気に入った寝具を永く愛用し充実した睡眠を送ってください。
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