「最高の睡眠は血流で決まる」の紹介

今回は、かんき出版から出されている「最高の睡眠は血流で決まる」という本を紹介します。


目次
基本情報
著者の紹介
本の特徴
こういう人におすすめ
目次と簡単な内容の紹介
本の感想


基本情報

著者 片平健一郎、大谷憲
出版社 かんき出版
定価 1300円+税

著者の紹介

片平健一郎さんは、肩書は血流カウンセラーだそうです。なんでも2万人の血流を診るなかで毛細血管の血流が健康を左右することに気づきます。その後、「眠り方」に注目し、血流を整えて睡眠の効果を100%得るための「パーフェクト睡眠」を広める活動をされています。

もうひとりの著者である大谷憲さんは、安眠ドクターとして活動されていて、薬を売らない薬剤師でもあるそうです。東北医科薬科大学薬学部卒業後、薬剤士として製薬会社に勤務したが、祖父を薬害で亡くしたことから、現代の医療に疑問を抱き退職。その後、医療機器や販売の会社を立ち上げたりしたあと、現在は誰でも105歳まで健康に過ごせる「パーフェクト睡眠」を広げる活動をされています。

本の特徴

この本は、著者の二人が共に実践されている「パーフェクト睡眠」を解説した本になります。大まかに分けて3部で構成されていて、はじめに血流と睡眠との関係が説明されていて、次に睡眠の役割や睡眠不足の弊害、最後に熟睡、快眠するためのアドバイスやコツが説明されています。余談ですが、この本は210ページあるのですが、文字がかなり大きいので読みやすいです。

こういう人におすすめ

  • 熟睡したい人
  • 冷え性の人
  • 血管年齢が気になる人
  • 難しい本は苦手な方

目次と簡単な内容の紹介

プロローグ 深く眠れない原因は、血流にある

ここでは、現代人の血流がいかに悪いかが説明されています。気になった箇所は、

「病気の方がおよそ1割、いつ病気が発症してもおかしくない未病の血流の方が、なんと8割以上でした。」

引用:「最高の睡眠は血流で決まる」

著者の一人の片平さんは血流関羽セラーとして、多くの人の血流を診てきた実感らしいいです。原因は戦後の食文化の変化が大きいと思います。昔ながらの和食なら味も薄いですが、今は味が濃いものも多いですし、フライなどの揚げ物、ジャンクフードも多いです。

ちなみに、以前TVで言っていたのですが、現在の日本は平均寿命が世界トップクラスですが、これは、洋食よりも和食をよく食べるお年寄りが多いからだそうです。戦後生まれになると、洋食に慣れているため、もしかしたら、現在のいわゆる団塊の世代が亡くなりだすと平均寿命が下がってくるかもしれないと言われています。

第1章 睡眠の質を上げたければ、毛細血管を鍛えなさい

この章では、睡眠と血流との関係、後半では体温のことも書かれています。気になった箇所は、

「日本人の平均体温は36.14℃(2008年)。50年前の平均体温は36.89℃だったので、0.73℃もさがっています。」

「年中蒸し暑いシンガポールや、夏場は40℃を超えるドバイに出かけて体温と血流の調査をしましたが、日本人よりも手足が冷えて血流が悪い人も多く、たくさんの人がカウンセリングに来られました。」

「現代人は生活が便利になって体を動かさなくても生活できるので、圧倒的に産熱が足りず、結果的に体温が下がっているのです。」

引用:「最高の睡眠は血流で決まる」

体温の記述は結構驚きました。ただ、このデータは、恐らく体温計を売っているテルモの調査を参考にしていると思われますが、そもそもテルモのサイトによると、正しい方法で体温を測っているのは3割ほどらしいです。しかも、体温は体内時計の影響で時間によって変化します。なので、一概に何度と決められません。なので、このデータだけで現代人の体温は下がっているとは言えません。

ちなみに、テルモのサイトによると平熱の測り方は、朝、昼、夕方、夜の4回ほど測り、それぞれの時間帯の平熱を覚えるのがいいそうです。

テルモの体温に関するページはこちら。

シンガポールやドバイの人が冷え性なのは、恐らく暑いため屋内の冷房が効いているからだと思います。日本でも、エアコンの風に当たりすぎると冷え性になりますし。

第2章 質の良い睡眠で、万病を防ぐ

この章では、睡眠が不足すると健康にどんな影響が出るか説明されています。

第3章 睡眠が変われば、人生が変わる

この章では、いい睡眠を取ると、どんなメリットがあるか説明されています。

「大谷選手は高校生の頃から睡眠を重視しており、毎日7時間以上睡眠をとっており、いまだに『睡眠王』と呼ばれています。」

引用:「最高の睡眠は血流で決まる」

大谷選手は、メジャーでも2刀流で活躍されてますが、ネットで調べてみると高校時代は、他の部員が5時間程度の睡眠のところ、大谷選手はテレビもみないで睡眠時間を6時間確保していたらしいです。5時間だと体がきつかったのでしょう。

また、最近では肘の手術のリハビリのときは、夜と昼で合わせて11時間も寝ていた日もあるそうです。ただ、昼にあまり長く寝ると夜に支障が来るので、一長一短ですが。

大谷選手に限らず、一流のトップアスリートの人は、自分なりの睡眠の方法やまたエアウィーブなどの企業のサポートを受けている人が多いと思います。

第4章 パーフェクト睡眠を実現するための熟睡テクニック

この章では、熟睡、快眠するための様々なテクニックが書かれています。 

本の感想

非常に読みやすい本です。著者のお二人が提唱している「パーフェクト睡眠」は、血流と睡眠ですが、実際は「体温を上げて睡眠を深くする」のが本質だと思います。実際実践しているお二人は、体温が37℃あるらしいです。ただ、体温は時間によって変わります。いつの時間帯の体温なのか、また、どれくらい運動すればいいかが書かれていません。なので、この本だけでは、多分パーフェクト睡眠を取るのは難しいかもしれません。個人的には、体温のデータや睡眠との関係が非常に参考になりました。

いかがでしたか。

現代人が昔よりも体温が低くなっているかはわかりません。ですが、冷え性や低体温の人は普通の人よりも、睡眠が浅くなるのは確かです。冷え性の人で睡眠に悩んでいる人は、一度読まれてはいかがでしょうか。