よく寝る夫婦は子宝に恵まれる!?

こんにちは 管理人の井口です。

今回のテーマは「妊娠」です。

先進国では少子化に悩んでいます。日本も例外ではなく出生率も低いです。その一方で、不妊で悩んでいる夫婦も増えていると言われています。ある調査では、6組に1組が不妊治療をしているという調査結果もあります。しかし、睡眠不足だと妊娠しにくくなるといわれています。睡眠は、子孫を残す意味でも重要なようです。そこで、今回は睡眠と妊娠との関係から、妊娠中の注意点などを書いていきます。


目次
睡眠不足だと妊娠しにくくなる
卵子も老化しやすくなる
睡眠不足だと流産しやすくなる
カフェインとアルコールの摂取は要注意
産後鬱について


睡眠不足だと妊娠しにくくなる

睡眠不足だとなかなか妊娠できません。男性と女性に分けて説明します。

  • 精子の活動が低下

    男性の場合、睡眠不足になると精子の量や質が低下します。しっかりと寝ている人と比べると、約3割も精子の数が少ないそうです。また、その精子の活動(元気のよさ)も悪いという研究結果があります。

    卵子と受精する際、精子は卵子の所まで泳いでいくわけですが、精子の数が少なかったり、活動が悪いと、当然卵子の所までたどり着く精子のが少なくなります。なので、受精し妊娠する確率は下がってしまいます。

  • 排卵不順になる

    女性の場合、睡眠不足の状態が続くと卵胞刺激ホルモンが減少します。このホルモンは排卵に関係していて少ないと排卵不順になってしまいます。実際、看護師など夜勤や時間が不規則な仕事をしている女性を対照にした調査で、昼間に決まった時間帯で働いている人と比べて生理不順の確率が3倍高くなるという結果が出ています。

    また、女性の体は男性の体に比べて繊細で、ちょっとしたストレスでも生理が遅れてしまいます。極度のストレスがかかると、たとえ10代でも生理が止まってしまうことがあるそうです。(以前ネットで読んだことがあります。本当のことかはわかりませんが)そこまでいかなくても、生理が遅れると基礎体温で排卵日を予測しても外れる可能性が高くなるので、妊娠は難しくなります。

以上のように、男性、女性の両方はもちろん、どちらか一方が睡眠不足でも、妊娠できる可能性は吹くくなってしまいます。先進国は、大抵男女共に夜遅くまで働くことが多いので、不妊に悩む夫婦が増えるのも当然かもしれません。

卵子も老化しやすくなる

先程睡眠不足での精子の影響を書きましたが、卵子にも影響があります。正確には、メラトニンの不足による影響です。メラトニンが不足がちだと、卵子が老化しやすく、流産になったり、障害を持った子供が生まれる可能性があります。

女性の卵巣には、元々卵子の素となる細胞が約200万個あるといわれていて、それが月経が始まる思春期には20万から30万個になっています。その中から卵子に成長した細胞が排卵されるわけですが、その数が約500個程です。つまりほとんどが卵子になれないというわけです。

そのだめになる理由の一つが加齢による酸化ストレスです。簡単に言うと、「年をとるに従い、卵子の素となる細胞が傷ついていく」ということです。特に40歳以降は、細胞がかなり傷ついているので妊娠しても、流産になったりする可能性が高いわけです。

メラトニンは、この酸化ストレスを和らげる働きがあります。しかし、本来一番分泌される量が多い思春期や若い頃に不規則な生活をしていてメラトニンが少ない場合、細胞がより多く傷ついてしまうので、妊娠しても流産をしたり障害を持った子が生まれたりする可能性が高くなります。

加齢そのものはどうしようもないですが、ちょっとでも卵子を守るためにメラトニンを増やしましょう。メラトニンの素となるセロトニンの増やし方について詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。「セロトニンを増やしてぐっすり眠ろう」

睡眠不足だと流産しやすくなる

妊婦さんが睡眠不足だと妊娠3ヶ月以内に流産してしまう確率が高いそうです。そうでなくても、お腹が大きくなるにつれて睡眠は浅くなりがちなので、予定日よりも早く生まれて未熟児になる可能性が高くなります。

何故かと言うと、人間という動物は、脳を発達させて生き残ってきました。なので、生物的な観点から言うと睡眠不足で脳があまり働かないということは非常事態になります。言葉は悪いですが、お腹に赤ちゃんという荷物があればなおさら生き残るのは難しいと体は判断します。

なので、体は流産して赤ちゃんを捨ててでも母体を守ろうとするわけです。母体が生き残れば子孫を残せる可能性が残せるので。妊娠したら赤ちゃんのためにもしっかりと睡眠を取りましょう。

カフェインとアルコールの摂取は要注意

普通の妊婦さんは解っていると思いますが、妊娠中はカフェインとアルコールの摂取は要注意です。出来れば摂らないことに越したことはないです。

どういうことかというと、お腹の赤ちゃんは、そのほとんどを寝て過ごしています。最近の研究では、胎児にもレム睡眠とノンレム睡眠があるそうです。

ただ、妊婦さんが、カフェインを摂ると、当然お腹の赤ちゃんもその影響を受けます。カフェインは覚醒物質なので赤ちゃんの眠りを妨げることになります。その結果、発達不順や流産になりやすくなります。

アルコールも同じで、アルコールは飲むと、よく眠れる反面レム睡眠が少なくなります(詳しくはこちらの記事をどうぞ『アルコールの睡眠への影響と付き合い方』)。実は、妊娠後期の赤ちゃんの睡眠の大半はレム睡眠だそうです。レム睡眠の刺激によって脳が発達するそうです。なので、その時期に妊婦がアルコールを摂取してしまうと、胎児のレム睡眠が妨げられて結果、脳が未熟な知的障碍児や自閉症等の赤ちゃんが生まれてくる可能性が高くなります。

最近は、出生前診断で胎児を調べたりしますが、その前にちゃんとお腹の赤ちゃんが順調に成長する環境を整えることが肝心かもしれません。

産後鬱について

最近は、産後鬱が多くなっているらしいです。僕の素人判断ですが、これも睡眠不足が関わっていると思います。

というのも、お腹が大きくなってきて臨月になると、胎児も大きくなって胎動も激しくなります。そうなると、寝ていても胎動でお腹を蹴ってくるので、しっかりと眠ることは難しくなります。その上、出産すると、今度は授乳でたびたび起きることになるので、睡眠が細切れになり当然睡眠の質は下がってしまいます。つまり、出産を終えたばかりのころは、睡眠不足になっているわけです。

睡眠不足になると考えがネガティブになり感情が極端になりやすくなるので、産後鬱もその影響が大きいと僕は考えています(メンタルと睡眠についてはこちらの記事をどうぞ『睡眠不足がメンタルに与える影響とは』)。臨月になると、しっかりと睡眠をとることは難しいので、そうなる前にしっかりと睡眠をとっておくこと、後はパートナーもしっかりと妊婦さんを支えてフォローすることが大事だと思います。

いかがでしたか。

経済的な理由で、子供を作らない夫婦もいる一方で、欲しくてもなかなか出来ずに悩んでいる夫婦もいます。全ての不妊の理由が睡眠不足ではないですが、すぐに改善できる理由ではあると思います。改善して子供が出来ればラッキーくらいの気持ちで、取り組まれてはいかがでしょうか。妊娠や出産は、結婚生活のかなでも一大イベントです。夫婦で協力して乗り越えてください。